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どんな症状に効くの?(症例 / 体の痛み・シビレ)
症例 / 体の痛み・シビレ 症例 / 体の不調 症例 / 心が及ぼす影響
 

■45歳 男性
3日ほど前から頭皮に強い痛みを感じる。
髪の毛にふれたり帽子をかぶるだけでも我慢できないほど痛い。
夜は頭に枕や布団が触れただけでも痛く寝ることが出来ず、イスに座って寝ている。
病院で検査を行っても異常は見つからず、鎮痛剤を飲んでも痛みに変化はない。
 
検査
ブラインドスポット、対光反射の検査により左脳の機能低下が観察される。
横隔膜の機能低下と胸郭の可動性が著しく低下。
眼球運動の検査の結果、動眼神経核、滑車神経核、外転神経核、舌下神経核が低下、脳幹中心部の異常興奮が伺える。
 
治療
横隔膜への刺激と胸郭に可動性を与え呼吸を改善。
脊髄小脳路を利用し右小脳へ適切な刺激を入力し左脳を活性化。
左右3:1の斜め下方への眼球運動を利用し脳幹中心部の低下した各神経核を活性化。
治療終了後髪の毛に触れるとまだ鈍痛は残るものの激しい頭皮の痛みは緩和される。
鼻呼吸と深吐呼吸法を指導し三回の治療で頭皮の痛みは消失。
 
所見
長年の喫煙習慣、口呼吸により酸素不足になり神経系が機能低下を起し痛覚神経が興奮状態に至ったものと思われます。
髪の毛には痛みなどを感知する感覚神経は存在しません、今回の場合頭皮の毛根にある感覚神経が酸素不足により異常興奮を起し、更に脳幹が興奮状態であったため髪の毛に触れたりした時の感覚を痛みの感覚として中枢神経が捉えてしまったものと推測されます。
充分な酸素を体内に供給し神経系の興奮を正常な値に戻すことで痛みは抑制されます。
※神経系は機能低下すると興奮しやすくなります。

■24歳 女性
夕方になるとだんだん頭が重くなってきて偏頭痛になる。ひどい時は朝から頭が痛い。
 
検査
横隔膜や胸郭にも問題が有り酸素不足も大きな原因と考えられるが、アレルギー検査を行ってみると大豆のバイルに反応を示す。
NMRT(筋神経反射検査)で確認すると呼吸系の低下も大豆アレルギーが原因と判明。
 
治療
大豆のアレルギーバイルで大豆に対するアレルギーを除去。
呼吸系の治療と併用し3回のアレルギー治療で偏頭痛は解消。
 
所見
治療終了後、ご本人から『納豆が大好きで1日3パック以上は毎日食べていた、それが大豆のアレルギーを治療してからは特別納豆を食べたいと思わなくなった』とお話がありました。
アレルギーは反応を示す物質に対して有害なため体内に入れないようにする、または体内から排泄しようとする反応です、このため大豆にアレルギーがある場合、大豆の栄養素が不足しているため無性に欲して大量に食べてしまうか、嫌いなものとして全然食べられないかのどちらかです。

■27歳 女性
肩こりがひどくなってくると首の痛みから頭痛になり、目の奥にも痛みがある。
 
検査
神経学的検査を行うと左大脳半球の機能低下。
眼球を動かす筋肉、上直筋、下直筋、内直筋、外直筋、上斜筋、下斜筋それぞれが収縮状態、それらを動かす神経核も機能低下。
首の前の筋肉、胸鎖乳突筋・斜角筋群、腸腰筋などの呼吸に関係した筋肉のも収縮状態が観察される。
 
治療
脊柱筋の筋紡錘を刺激し左脳の活性化。
横隔膜、胸郭の調整。胸鎖乳突筋・斜角筋群、腸腰筋など呼吸筋群のトリガーポイントを解除し呼吸調整。
眼球運動を利用し脳幹を活性化。
頭蓋骨療法で硬膜と脳脊髄液を調整。
在宅ケアとして左脳活性化のための眼球運動と深吐呼吸法を指導。7回の通院で頭痛、肩こりは共解消。現在は月に一度のメンテナンスを継続中。
 
所見
肩こり頭痛の原因として考えられるのが、デスクワークでの長時間の座った姿勢が多いために横隔膜と胸郭を圧迫してしまい慢性的な呼吸不足に至り、首、頭を支える筋肉への酸素供給が低下しこれらの筋肉が筋力低下を起し肩こりになりました。
頭痛も酸素不足が原因です、最初に負担の大きい首、肩の筋肉が収縮し、この状態が進むと頭皮筋が収縮し頭痛に至ります。肩こりと頭痛はあくまでも結果であり、肩こりが頭痛を引き起こすことはありません。

■32歳 女性
出産後、肩こりがひどく偏頭痛がするようになり、頭痛薬を飲んでもこの頃は薬も利かなくなり、時々割れるように痛い。
 
検査
首の前の部分の筋肉、胸鎖乳突筋、斜角筋群が筋収縮を起しスパズムを起している。
頭蓋骨リズムの乱れが観察され硬膜への影響へも影響を及ぼしている。
神経学的検査では右小脳機能低下により左大脳半球の機能低下が観察される。
 
治療
脊柱付近の筋肉の筋紡錘を刺激し右小脳を活性化し左大脳半球の機能を活性化。
頭蓋骨調整にて硬膜と脊髄液の調整。
呼吸筋である胸鎖乳突筋・斜角筋群のスパズムに対しトリガーポイントを解除し筋肉を弛緩させる操作と同時に横隔膜と胸郭に刺激を与え呼吸改善。
治療三日後には頭痛は半減。呼吸法の指導と数回の神経調整で頭痛は消失。
治療が完了すると腰痛と膝の痛みも同時に改善。
 
所見
妊娠後期になると胎児の成長と共に横隔膜が圧迫され充分な呼吸運動が出来なくなり呼吸低下を起します。
酸素不足になり、それ加えて分娩時には赤ちゃんを押し出すために大きくいきみます、この動作を赤ちゃんがおなかから出てくるまで繰り返します。
この時、特に首や肩、胸の筋肉に力が入りこれらの筋肉が収縮しスパズムを起すと頚部にある総頚動脈および内頚、外頚動脈を圧迫し血流の低下を招きます、また呼吸筋である頚部筋が収縮を起すと胸郭の可動性が低下して呼吸低下を招き緊張性頭痛である偏頭痛が引き起こされます。
膝、腰の痛みも全身性の酸素不足による筋力低下が起因していました。

■24歳 女性
二年前、アメリカ留学中に締め付けられるような激しい頭痛に襲われる。
現地の病院で精密検査を受けるがCT、MRIなどの画像診断、血液検査などにも異常は無かった、その後しばらく頭痛は激しくなったり和らいだりの繰り返し、その間は処方された鎮痛剤を服用するが殆ど効果なし。
その後帰国、しばらくは多少楽な状態であったが四ヶ月前に激しい頭痛が再発、痛みのため休職状態。
お知り合いの紹介で来院
 
検査
筋力検査では全身の筋力が低下。
アレルギーバイルを使っての検査に『塩素を含んだ水』に強いアレルギー反応を示す。
ご自宅で使用している水道水を検査すると頭痛との関連性が強く現れる。
念のため当オフィスとご両親の住む実家の水道水を検査したがアレルギー反応は示さなかった、
 
治療
自宅の水道水を用いてアレルギーを除去。
治療の回数を重ねるごとに改善が見られ、六回の除去治療で頭痛は消失した。
同時に皮が剥ける程の手荒れも改善された。
全身の筋力低下もアレルギーによって引き起こされた結果であり、改善された。
 
所見
留学中の頭痛も水道水が原因と思われるが、今となっては現地の水を取り寄せる訳にも行かず原因は追究出来ないが、ほぼ間違いないと思われる。
アメリカ(ニューヨーク)での受診時、原因が判らず余りにも続く頭痛に担当ドクターは困ったのか「その頭痛は日本を離れてフジヤマが見えなかったりスシが食べられない為のホームシックだよ」と言われたという。最先端医療の何とも不思議な診断である。
現在は職場に復帰され語学力を生かして元気に仕事をされています。

※後日、出張でニューヨークに行く機会があり、留学時に住んでいた家の水道水を持ち帰ったのでアレルギー検査を行うとやはり陽性反応が現れた、留学中の激しい頭痛も水道水が原因でした。

■34歳 男性
三週間ほど前から頭痛が始まった。時間の経過と共に痛みは激しくなる、ひどい時は起きていられず寝込んでしまうこともある。
普段から頭重感は常にあり偏頭痛は頻繁に発生していた。
三日ほど前から頭痛に加え左半身が重苦しい状態になる。
 検査
検査の結果アレルギーが原因している可能性があり、更に詳しくアレルギーバイルで検査を行うとタバコが原因と判明。
 治療
タバコに対する脱感作治療を行い25時間の経過観察を行っていただいた。
次の日には頭痛、左半身の重苦しさ共に解消。
 所見
喫煙による慢性的な酸素不足に加えタバコがアレルギー反応をおこし、頭部の痛覚神経を活性化させ左半身の運動機能を低下させた結果です。
激しい頭痛の前にも慢性的な頭重感があり、これを機に禁煙を決意されたようです。
タバコについてはご自信は喫煙されなくても、周りの喫煙者の煙による受動喫煙でアレルギー症状や酸素不足に陥り症状を発生してしまうことが非常に多くなってきています。
頭痛と言う症状に対し何が原因しているかは検査するまで分かりません。
単に薬で症状を押さえ込んでも原因は解決されていません。
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■19歳 女性
1ヶ月ほど前より口を大きく開けると右の顎に痛みが出始め、今は食事で口を開けるのにも痛みが出る状態で食事をするのが辛い。
 
検査
顎の可動性などを筋反射検査で調べると右内側翼突筋に収縮が観察される。 
 
治療
頭蓋骨調整と顎関節機能回復法(TMJFRT)で内側翼突筋をリリース。
首の前部筋である斜角筋群、胸鎖乳突筋のトリガーポイントを解除。
3日後には痛みは若干あるものの、普通に食事ができるように改善。その後5回の施術で終了。

■21歳 女性
食事の時、食べ物を噛み締めると両顎に痛みが出る。
 検査
筋力検査を行うと、首の前部の筋肉、胸鎖乳突筋、斜角筋群。背部の筋肉、広背筋、菱形筋が低下し緊張、収縮を起している。
顎に関係した筋肉、咬筋、側頭筋、外側翼突筋、内側翼突筋を検査しても異常は診られない。
胸鎖乳突筋と斜角筋群に押圧を加えた状態で噛みしめると両顎の痛みは消える。
 治療
胸郭と横隔膜を調整、広背筋と菱形筋のトリガーポイントを解除し呼吸を改善。
呼吸系を改善したところ胸鎖乳突筋と斜角筋群の緊張が取れ筋力が正常値になる、すると噛み締めたときの痛みも半減。その後呼吸、頭蓋骨などの調整をし、5回の通院で痛みは消失。
 
所見
首の筋肉が正常な筋力で支えていないと 顎を閉じる咬筋、側頭筋、外側翼突筋、内側翼突筋が不安定になってしまい正常に働く事ができません。
今回の場合は呼吸系が低下し首の筋肉が酸素不足になったため筋力低下を起したことが原因でした。

■40代 女性
10日ほど前から食事の時、食べ物を咬むと右の顎関節に痛みが出始めた。
時間が経過するうちに口を開けるだけで痛みを感じるようになってきた、今は右の耳の下を押すと痛みがある状態。
虫歯かと思いは医者にて受診したところ顎関節炎と診断され、片方で咬む癖を治すようにと言われたが具体的な治療はなかった。
 検査
顎を閉じる筋肉、咬筋、側頭筋、内側翼突筋をそれぞれ検査した所、右内側翼突筋が収縮を起している。
 治療
下顎に軽い圧を加える顎関節機能回復法(TMJFRT)でゆっくりと内側翼突筋をリリース。
起き上がってもらい充分な重力刺激が加わった状態で開口、噛みしめなどを行ってもらうと痛みは80%軽減した。
一週間後、二度目の来院の時には痛みは完全に消えていた。
 所見
内側翼突筋は特殊な筋肉で右内側翼突筋が収縮すると下顎は左に動き、左内側翼突筋が収縮すると下顎は右に動く働きをします。
右内側翼突筋が収縮を起した事で下顎が左側に引っ張られ右の顎関節に負担がかかり炎症を引き起こしたものと思われます。
内側翼突筋が収縮を起した結果、下顎を左右どちらかに引っ張ってしまい、顎関節に痛みを引き起こす状態が顎関節炎のかなりの割合を占めています。

■11歳 女性
3週間前から口を開けると左の顎関節に痛み。
問診表にて全身の極度の疲労感、一日中眠い、朝起きるのが辛いなどの項目にチェックが付いている。
 検査
神経学的検査により左大脳半球の機能低下が観察される。
機能的筋力検査では、ほぼ全身の筋力が低下し力が入らない状態。
筋反射検査にて顎を左右に動かす左の内側翼突筋に収縮が観察される。
 治療
左大脳半球活性化を目的に右脊髄小脳路を利用し刺激を入力。横隔膜、胸郭を調整し呼吸改善。
この時点で全身の低下した筋力は正常値に回復。
頭蓋骨リズムを調整し、顎関節機能回復法(TMJFRT)で左内側翼突筋をリリース
疲労感と顎関節の痛みは初回の治療で50%軽減、3回の治療で疲労感、顎関節の痛みとも消失。
在宅ケアとして鼻呼吸と深吐呼吸法を指導。
 所見
お母さんに生活環境を聞いた所、毎日2時間ほどテレビゲームを床に座った状態で行っていることがわかりました。
床に座りテレビゲームを行うことで前傾姿勢になり、胸郭、横隔膜など呼吸系の大切な動きが小さくなり酸素摂取量が低下したことが判明、これにより呼吸低下が起こり、酸素不足と左大脳の機能低下が生じ代謝機能にも障害が起こり極度の疲労感になったものと思われます。
人間は筋力によって地球の重力に逆らって生活しています。筋力が低下すると重力に負けてからだが重く感じます。酸素不足により中枢神経系が機能低下を起すと筋力低下を起します。
顎関節の痛みも中枢神経系の機能低下で顎に関係する筋肉のバランスが崩れて起きた二次的なものです。
尚、テレビゲームは連続でも30分程度としてもらい、深呼吸を実行していただくようにお願いしました。
その後、疲労感、顎関節の痛みは再発していないということです。

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■38歳 女性
10年ほど前より上を向くと首から背中にかけて激しい痛みがあり、その他に腰痛と生理痛がある。
 
検査
腹部の筋神経反射検査を行うと反応あり。
おへそから下腹部にかけて傷跡はないかたずねると、15年前に帝王切開で出産、その時の傷跡があるとの事。
更に詳しく検査するとその傷跡が瘢痕組織を形成した状態になり、その傷跡から侵害刺激の信号が中枢神経系に入力され首の痛みとして認識されていると思われる。
 
治療
瘢痕組織の線維配列を正常な状態にするため、帝王切開傷跡付近に衣服の上から軽い押圧をゆっくりと加え、横隔膜に刺激を与え瘢痕組織を正常化
胸郭、横隔膜、腸腰筋に刺激を与え呼吸を改善。
瘢痕組織を正常な状態に戻したところ10年間苦しんだ首の痛みは消え、同時に腰痛、生理痛も消失。
 
所見
子宮の傷後が首に痛みを引き起こす、これは内臓体性反射と言って帝王切開手術で子宮に形成された瘢痕組織からの侵害刺激が、脊髄神経から脳に伝達されます。
この時、首の筋肉の状態を伝える神経情報の伝達通路とが一緒になり、脳が子宮からの痛みの信号を首からの痛みの信号と勘違いして首に痛みを感じてしまいます。
内臓が原因での身体の痛みは意外と多くあります。

■34歳 男性
15年前に両腕のシビレにより、胸郭出口症候群と診断され、左第一肋骨を切除する手術を受けましたが症状は改善せず、その後首に痛みが出始め、腰痛も悪化、腕のシビレは依然あり。
 
検査
神経学的検査により、左右の脳の機能バランスを検査すると左脳の機能低下。
呼吸器系の機能低下が認められ、酸素不足の可能性がある。
筋力検査では第一肋骨を切除した左胸部、上腕の筋力だけではなく全身的な筋力低下が認められる。
 
治療
右小脳脊髄路を利用し刺激、右小脳経由で左脳の活性化を図る。
胸郭の可動性を改善し、斜角筋群などの頚部のトリガーポイントを解除し呼吸を改善。
硬膜に対するアプローチとして頭蓋骨調整を行う。
2度目の来院で首の痛み、腕のシビレが楽になり、特に腰痛が大きく改善。左の肋骨を切除しているため呼吸系に問題を起こしやすい状態であるが定期的な調整と深吐呼吸法で痛みのない状態を保っています。
 
所見
15年
前の胸郭の状態については、今となっては分かりませんが、現状での原因は酸素不足により大脳皮質の左右バランスが崩れ、更に酸素が不足することで痛覚神経が興奮しやすくなり痛みに至ったものと思われます。
息を吸い込む時、頚部にある斜角筋群が肋骨を引き上げることでより呼吸をスムーズに行えるようになっています。
特に第一肋骨は斜角筋が胸郭を引き上げるのに大きな役割を果たしています。
経緯から見ても左第一肋骨の切除手術は意味が無かったのではないかと思われます。

■38歳 男性 
首を左右に回旋させると首から肩に痛みが走る。
 
検査
頚部を可動させての筋神経反射検査において胸鎖乳突筋、肩甲舌骨筋に反応あり筋力低下と共に収縮を起し、頚部を動かした時に痛みを発生。
頚部の痛みを再現しての内臓への筋反射検査に胆嚢からの反応。
胸郭、横隔膜、腸腰筋などの呼吸器系も低下が観察される。
 
治療
胆嚢に刺激を与え首の筋力検査を行ったところ、筋力は正常に戻り首の痛みも消失。
左右に動かした時の制限も無くなり、首の可動性も大きく改善。
低下している胸郭、横隔膜、腸腰筋のトリガーポイントを解除し呼吸器系を改善。
 
所見
胆嚢からの内臓体性反射による頚部の可動性の低下および痛みです。
胆嚢、肝臓の機能低下は首の後ろから肩甲骨付近(肩周辺)へ関連痛を招くことが多く、症状を訴えている部分だけをアプローチしてもほとんど効果はありません。
胆嚢は肝臓の裏側に位置する漏斗状の臓器です。呼吸低下により横隔膜の動きが小さくなり、横隔膜の真下にある肝臓への刺激が低下し同時に胆嚢への刺激も低下して機能低下を起し、内臓体性反射を引き起こしたものと思われます。
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■51歳 男性
腕を肩より上に挙げると、肩後方に痛み。
 
検査
肩関節に関係した筋肉の筋力検査を行う。
広背筋、大胸筋上部、棘下筋、肩甲挙筋、三角筋後部に筋力低下。
ブラインドスポット、眼球運動、対光反射などの神経学的検査では右脳の機能低下が観察される。
 
治療
左側筋紡錘を活性化させ脊髄小脳路を使い右大脳皮質を活性化、これにより大胸筋、棘下筋、肩甲挙上筋、三角筋後部の筋力は上がり、正常値を示す。
筋力の低下したままの広背筋のトリガーポイントを解除、広背筋の筋力も正常値を示す。
呼吸改善を行い神経系に酸素を供給。
初回の治療で痛みはほぼ半減、3回の通院で終了。
 
所見
この患者さんの場合、痛みは肩にあるため医療機関や他の民間療法では肩周辺の筋肉や関節に対しての治療を行っていました、また肩の痛みと言うと頚椎の問題とするところが多く、なかなか改善には至らなかったようです。
根本的な原因として中枢神経の機能低下が二次的な原因としての肩周辺の筋力低下を引き起こしていたため、肩周辺の組織への調整だけでは、改善に至らなかったものと思われます。
中枢と末梢との双方の関係を診なければ辛い症状は改善できません。

■55歳 女性
6ヶ月前より左肩に違和感を感じる、その後痛みに変わり、整形外科には通院していたが段々肩の可動性が悪くなりブラジャーのホックを止める事が困難。
夜、寝ていると左肩が疼く夜間痛がある。
 
検査
挙上検査は前方75度、側方45度、後方へはほとんど手が回らない状態。
左大胸筋、広背筋、上腕二頭筋、斜角筋群に著しい筋力低下と圧痛が観察される。
ブラインドスポット、対光反射などの神経学的検査では左大脳皮質の機能低下が観察される。
 
治療
左大胸筋、広背筋、上腕二頭筋、斜角筋群のトリガーポイントを解除。
横隔膜、胸郭、腸腰筋の機能を回復し呼吸改善を図る。
右筋紡錘を活性化させ左大脳皮質機能を活性化。
在宅ケアとして壁を使った肩の運動を指導。痛みは5回ほどで無くなり、肩の可動性もかなり回復、現在ではブラジャーのホックを止められるようになりました。施術回数12回
夜間痛は二回目の治療で改善。
 
所見
俗に言われる五十肩ですが、五十肩と言うのは通称のようなもので50歳ぐらいで肩に痛みが出やすいのでこのように言われています。
病院に行けば病名としては「肩関節周囲炎」と言うことになります。
これは関節の問題ではなく肩関節を構成する肩甲骨と上腕骨に関係した筋肉が収縮、固着を起すことで現れる症状です。
この患者さんの場合、左肩とは反対側の右半身の機能に問題を起した事で左大脳皮質が機能低下を起し左肩に関係した筋肉に問題が起きた結果です。
肩の動きが悪くなる可動低下、が起きる前の痛みだけの状態でしたら比較的簡単に改善できますが、いったん可動低下が起きてしまうと改善に時間が掛かります。
肩関節周囲炎は肩の違和感、痛みが感じられたならば、できるだけ早い適切なアプローチが改善のポイントです。

■38歳 女性
 四辺形間隙症候群
職業は競走馬の厩務員、鞍のベルトを締める時、肩に力が入らず痛みが伴う。
 
検査
肩甲骨から上腕骨に伸びる小円筋に筋力低下と圧痛点を確認。
小円筋に圧を加えながらベルトを締める動作を行ってもらうと肩の痛みは消失。
 
治療
検査の結果小円筋の筋組織内に硬結が形成されているため、刺激を与え硬結を解除。
横隔膜、胸郭を調整し呼吸系を改善し筋組織の早期回復を促進。
再度、小円筋の筋力検査を行うと筋力は正常値を示す。
調整の翌日は肩に痛みが多少あったが三日後には痛みは完全に消失。
1週間後の検査でも小円筋に異常は無く痛みの戻りも無かったが、呼吸系の低下があり調整、治療終了。
 
所見
肩の後方、脇の下の付け根の部分に小円筋、上腕三頭筋、大円筋に囲まれた四辺形間隙と言う隙間を液窩神経が通り抜けます。
液窩神経は肩の筋肉(三角筋)と肩から腕の後の皮膚の感覚を支配しているため、小円筋、上腕三頭筋、大円筋のいずれかの筋肉が収縮を起すと圧迫、絞扼され肩から腕の後に掛けて痛みを発生します。
小円筋は腕の外旋を行う時に使われる筋肉です。鞍のベルトを力を入れて締めるときに女性のや力が無い人などは肘を体につけて締めるため腕は外旋状態になり小円筋が作用します。
この患者さんの場合、その行為を繰り返しているうちに小円筋が収縮を起し液窩神経の末梢部を圧迫したものです。

■17歳 男性 棘上腱炎
野球部ピッチャー
半年ほど前よりピッチングを行うと肩に痛み。
 
検査
棘上筋、三角筋、上腕三頭筋、僧帽筋への筋力検査を行うと著しい低下が観察される。
更に神経筋反射検査において棘上筋だけが反射反応を示す。
 
治療
呼吸系を改善し、棘上筋へフリクションマッサージを行い再度、筋力検査を行うと棘上筋の筋力は正常値を示し、最初の検査時に筋力低下を起していた三角筋、上腕三頭筋、僧帽筋の筋力も同時に正常値を示す。
治療後72時間空けてからピッチングを行うと肩の痛みは半減。
その後、練習をしながらの調整と言うこともあり、8回と多少回数はかかったが痛みは消失。
 
所見
肩を酷使しての棘上腱炎。投擲競技の選手に一番多い肩の痛みです。
棘上筋が炎症を起こしたことで肩関節に関係した三角筋、上腕三頭筋、僧帽筋も影響を受けた二次的な筋力低下です。
腱鞘炎、腱炎の炎症は腱に出いますが、原因は筋肉にあります。
この患者さんの場合、棘上筋が収縮を起し機能低下を起したため、本来かからない負荷が腱にかかり炎症を起こしていました。
棘上筋の腱の炎症を改善するには筋肉の機能を回復しなければ腱炎は改善しません。

■53歳 女性 胸郭出口症候群
6ヵ月ほど前に首が痛くなり接骨院にて寝違えとの診断、鍼治療とマッサージを受けていたが3ヵ月ほど前より肩・腕にシビレと痛みが発生し始め特に夜になると痛みが強くなり寝られないほど激しい痛みに変わってきた。
 検査
神経学的検査で左大脳皮質の低下が観察される。
右の三半規管の一部である後半規管の低下、右顎関節に機能低下。
筋力検査では左斜角筋群、大胸筋、小胸筋、鎖骨下筋が著しい筋力低下を示す。
打腱器による上腕二頭筋の深部腱反射に異常は無いため神経根および脊髄神経レベルの問題では無く末梢神経レベルでの絞扼障害である。
 治療
筋肉を弛緩させるのに必要な酸素を供給するため胸郭と横隔膜の可動性を改善。
右脊髄小脳路を利用し左大脳皮質を活性化。
前斜角筋、中斜角筋と小胸筋のトリガーポイントをリリースし機能を回復。
再度、筋力検査を行うと、左斜角筋群、大胸筋、小胸筋、鎖骨下筋の筋力は正常値を示し左腕全体のシビレ感が大きく改善、治療後直ぐに楽な状態になる。
 所見
普段からの口呼吸が原因して酸素不足になり左大脳皮質が機能低下を起した事で、左側前上方の屈筋である斜角筋、胸筋の収縮が強まり、前斜角筋と中斜角筋の間を通過する腕を支配する神経、腕神経叢を圧迫し、肩・腕にシビレと夜間痛を現していました。
トラブル発生から6ヶ月の時間が経過しているため筋肉に瘢痕組織が形成されてしまい瘢痕組織を解除するのにかなり時間が掛かってしまったが週一回の通院で11回で終了。

■62歳 男性 肩甲上神経の絞扼障害
   症状
1年前より左肩から腕全体がシビレる。それも体を動かしたり歩き始めたりするとシビレ始めしばらく体を動かしているとシビレは無くなる。またお酒を飲むとシビレる。
*整形外科において画像検査等を受診、異常無しと診断され、血流改善の薬を処方され服用中
  検査
菱形筋・棘下筋・斜角筋・鎖骨下筋・小胸筋・長掌筋、低下
左脳の機能低下・横隔膜・胸肋関節低下、胆嚢に反射反応。
  治療
左脳の活性化、胆嚢へのマニュピレーション、横隔膜・胸肋関節の可動性を改善。
一回の治療でシビレの強さが半減、長掌筋と菱形筋の筋力回復。
斜角筋・小胸筋・棘下筋のトリガーポイントを解除、各筋肉をリリース、7回の治療でシビレは完全に解消。
  所見
治療後半になり、症状の最初に肩甲骨に痛みが生じそれからしばらくして腕と肩にシビレが出始めた事を思い出したと言う。この患者さんはゴルフを頻繁に行うと言う事で右利きの人間であればボールを打つスウィングは殆どが左手がメインで振り切り背中の後までクラブを持っていく、この時の動作では左の肩甲骨にある棘下筋が作用する。
反復使用されることで棘下筋が過収縮を起し真下に分布する肩甲背神経を圧迫、さらに時間経過でダブルクラッシュシンドロームを起し肩・腕にシビレを招いたものと思われます。
スポーツによる反復運動が原因のように思われますが、根本的な原因は口呼吸により末梢の筋組織と中枢の大脳皮質の酸素不足が招いた運動機能低下です。
中枢、末梢共に酸素が充分に供給されていれば運動機能障害には簡単には起こりません。

■34歳 女性 虫歯から肩に痛み
  症状
三日ほど前から腕を上げると肩に痛みが出るようになった
現在、右下奥の虫歯治療中で下顎に痛みがある。
  検査
三角筋・棘上筋・棘下筋・僧帽筋・広背筋・大、小胸筋・大、小円筋・上腕二頭筋・上腕三頭筋・肩甲下筋など肩関節に関係した筋肉の検査を行うが低下は診られない。
唯一顔を斜め上に向ける胸鎖乳突筋に筋力低下が診られる。
胸鎖乳突筋を安定させた状態で腕を上げると肩の痛みが消えた。
下顎付近から侵害反応がありたずねると、奥歯に虫歯があり痛みが有るとの事。
虫歯を舌で刺激してもらうと筋力低下を起していた筋の筋力は全て正常化。
 治療
胸鎖乳突筋のトリガーポイントを解除、呼吸改善のため胸郭と横隔膜の可動性を改善。
この状態で肩の痛みは50%解消、しかし原因は虫歯からの侵害刺激によるものであるため、虫歯治療のため歯科医院を紹介。
虫歯治療完了後、額関節と胸鎖乳突筋の調整をし、肩の痛みは解消。
 所見
虫歯による関連痛が肩に現れたもものです。
一つの障害が身体のどの部分に痛みを引き起こすかは予想がつきません。
痛みの根本原因を探し当てるという事が一番大切な仕事です、そして専門医に紹介するなど適切な処置も大切なことです。
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■62歳 男性
三年ほど前から腰に痛みを感じる。
腰痛は痛みが出たり良くなったりを繰り返し慢性的な腰痛になる。
一年ほど前から腰痛に加え徐々に右足がシビレだし、夜寝ているとシビレが強くなる夜間痛の症状が現れる。
 
検査
右臀部、右下肢の伸筋、屈筋が低下、上肢の筋肉にも低下が見られ、全体的には対側の左側全体の筋力に比べ低下を起している。
神経学的検査で右大脳皮質の機能低下が観察でき、指鼻検査などの小脳検査では左小脳に陽性反応。
呼吸に関係する横隔膜、胸郭、腸腰筋が低下。
 
治療
右半身の血流改善のため、左側の筋紡錘を活性化し脊髄小脳路を利用して右脳に刺激を入力。
横隔膜、胸郭、腸腰筋にマニュピレーションを行い呼吸調整。
筋力検査を行うと下肢の伸筋を残し正常化。
下肢伸筋の大腿四頭筋のトリガーポイントを解除。
左小脳、右大脳皮質の機能検査で正常化確認。
施術3回目で腰痛、下肢のシビレ半減、夜間痛も同時に改善。
鼻呼吸と深吐呼吸法を指導、8回で施術終了。
 所見
腰痛や脚のシビレと言うと、どうしても痛みやシビレの現れている箇所に原因があるように思われますが、外傷以外のほとんどの場合は血流低下による酸素供給の低下が起因しています、この場合のシビレ鈍痛は腕全体、脚全体と言うように広範囲の症状が特徴的です。
筋肉は酸素が不足すると収縮を起すため、血管を収縮させ流速を上げ血液をより多く供給使用とします、この状態が長期に及ぶと、血管壁の痛覚神経が刺激され手や脚のシビレ鈍痛を引き起こします。
今回の場合も典型的な口呼吸が招いた酸素不足が原因でした。

■28歳 男性 外側大腿皮神経痛
腰痛で入院、病院での検査でヘルニヤによる坐骨神経痛と診断される
症状はお尻から太ももの外側、膝の裏側からふくらはぎに鈍痛がある
 
検査
坐骨神経痛の検査である下肢挙上検査(SRL)では脚は垂直まで挙上することができ陰性(異常なし)
膝蓋腱反射陰性(異常なし)、長母趾伸筋・長趾伸筋の筋力低下はない、坐骨神経痛であれば運動機能障害(筋力低下)、深部腱反射の喪失などがあるはずであるが認められない。
それに痛みは外側大腿皮神経の支配領域であり坐骨神経の支配領域とは異なる。この時点で坐骨神経痛の可能性は非常に低いと言える。
更に筋力検査で大腰筋・大腿筋膜張筋の筋力低下が認められる。
 
治療
大腰筋・大腿筋膜張筋のトリガーポイント解除。
横隔膜・胸郭の呼吸に関係した部位にアプローチし呼吸改善。
治療終了後には痛みは半減、しかし二度目の来院時に痛みは元の状態に戻っていたため、
原因は他にあると思われ、再度問診、検査を行ったところジーパンのベルトの位置をお尻の下まで下げてはいているためベルトで股関節の外側、大腿筋拡張筋を締め付け筋肉の下を通っている外側大腿皮神経を圧迫し太ももの外側に痛みを発生させていた。
ベルトの位置を骨盤の上のラインまで上げてもらい経過を見てもらうと太ももの痛みは次第に無くなって行った。
 
所見
外側大腿皮神経痛の原因としてガードルなどのきつい締め付けの下着、ぴったりとしたジーパン、肥満などでお腹が出てズボンのベルトを締める位置が下り神経を圧迫してしまうなどがあります。

今、若い人たちの間でズボンを股関節の辺りまで下げてはくのがファッションとして流行っているようですが何が原因として作用するか分かりません。

■52歳 女性 梨状筋症候群
一年前に空手の演武で蹴りを行った瞬間、激しい痛みが臀部から太ももの裏側に走りそのまま痛みで足がつけなくなった。
整形外科で坐骨神経痛と診断されリハビリを行うも改善はされなかった。
痛みで足を引きずるような歩行しか出来ず、空手の稽古を行えるまでには至っていない。
 
検査
大臀筋・小臀筋・ハムストリング筋群・大腿筋膜張筋・梨状筋にそれぞれ筋力低下が認められる。
梨状筋に激しい圧痛と筋神経反射テストにおいて梨状筋からの低下反射が認められる。
 
治療
梨状筋に瘢痕組織が形成されている形跡が見られるため、梨状筋の筋線維に対しピンポイントで持続圧による刺激を数箇所入力。
ハムストリング筋群へのトリガーポイント解除。
横隔膜、胸郭、腸腰筋を調整、呼吸を改善し臀部の血流を促す。
治療後低下していた大臀筋・小臀筋・ハムストリング筋群・大腿筋膜張筋・梨状筋は正常値に戻り痛みは減少。
歩行時もほぼ正常な状態になる、その後7回の治療で終了。
 
所見
梨状筋は大腿を後に振り上げる時に作用します。
蹴り、特に足刀蹴りは足を若干斜め後に向かって蹴りだします、この時梨状筋が最大限に収縮します。
筋肉は酸素が不足した状態で収縮させると反射で過収縮し痙攣を起します。
足刀蹴りを行った際、
梨状筋が反射で過収縮を起し、梨状筋の下を通っている総腓骨神経と脛骨神経を圧迫したと考えられます。
総腓骨神経と脛骨神経が合わさり坐骨神経になります。
梨状筋症候群は坐骨神経を圧迫し臀部と大腿の後部および側面に痛みを現すので、坐骨神経痛と勘違いされやすい疾患です。
坐骨神経痛は脊髄神経が脊髄を出る時に神経根となります、この神経根を脊髄の出口で何らかの原因で圧迫障害されて起こります。
坐骨神経痛では大腿外側から膝から足首の外側に痛みシビレが現れとくに膝から足首までの外側に強い痛みシビレが現れます。
梨状筋症候群は臀部から下肢に症状が現れますが、坐骨神経痛は臀部には症状は無く下肢だけに痛みシビレが現れるのが大きな特徴です。
坐骨神経痛と梨状筋症候群では原因が異なるため治療もまったく違います。

■17歳 男性 足首の痛み 前足根管症候群
高校の部活動で剣道をやっている。
1ヵ月ほど前から打ち込むときに踏み込んだり走ったりすると右足首甲の部分に痛みを感じるようになった、練習を続けているうちに痛みが段々強くなってきた。
 
検査
ブラインドスポット検査により右大脳の機能低下
横隔膜と胸郭の胸肋関節に可動制限
筋力検査では大臀筋、大腿四頭筋、ハムストリング筋群、前脛骨筋が低下
 
治療
横隔膜と胸肋関節の可動性を改善し左脊髄小脳路を利用し刺激を入力、右大脳を活性化。
この時点で再度筋力検査を行うと大臀筋、大腿四頭筋、ハムストリング筋群の筋力が正常な状態になる。
筋力低下している前頸骨筋のトリガーポイントを解除、右足首の痛みは半減。
3回の治療で痛み消失。
鼻呼吸と深吐呼吸方を指導
 
所見
スポーツ特有の口呼吸により右下肢全体が酸素不足になり筋力低下を起す。
前頸骨筋は足首を背屈(屈曲)させる筋肉、この前脛骨筋の腱は足首のところで下伸筋支帯と言う靭帯のバンドで押さえられるように固定されている。
筋力低下をおこした前脛骨筋の腱に負荷が掛かり下伸筋支帯のところで腱鞘炎を誘発したものです。
腱鞘炎は筋肉が筋力低下を起すと腱に余計な力がかかることで発生する痛みです、従って腱鞘炎は腱の問題ではなく酸素の改善と筋肉の問題を解決しなければ痛みは解消しません。


■53歳 女性 足首の痛み
 既往歴
20年前、登山の途中、滑落事故で右脛骨粉砕骨折。
担当医師からは右足切断の診断。しかし切断を拒否しリハビリテーションにて数年をかけ歩行可能の状態になる。
骨折事故以来右足首に痛み。
普段から疼くように痛みがあるが、2年ほど前より時々足首にめり込むような痛み(ご本人の表現)で歩くこともできなくなることもある。
 検査
腓腹筋、ヒラメ筋、前傾骨筋、長・短腓骨筋に筋力低下。
膝蓋腱反射、アキレス腱反射、陰性(異常なし)
ブラインドスポット、対光反射、眼球運動にて右大脳皮質の機能低下が観察できる。
横隔膜、胸郭の可動性低下。
 治療
右大脳皮質の活性化を計るために左脊髄小脳路を刺激。
横隔膜と胸郭にマニュピレーションを行い呼吸改善し神経系に酸素供給を行う。
子宮を骨盤に固定する子宮間膜と右足首に関係した腓腹筋、ヒラメ筋、前傾骨筋、長・短腓骨筋に内臓−体性反射が診られたため、子宮間膜を刺激。
子宮間膜刺激後再度、腓腹筋、ヒラメ筋、前傾骨筋、長・短腓骨筋の筋力検査を行うと筋力が上がり、正常値を示す。
立ち上がって歩いていただくと、まだ少し痛みはあるが足首に安定感がありスムーズに歩けるという。
その後、右大脳皮質の活性化と子宮間膜の機能を正常化し9回で治療終了。
 所見
大脳の頭頂部に体性感覚野と言うのがあります。
ここは手や足、身体などの部分の感覚(痛みや触覚など)を感じているところです。
この患者さんの場合、骨折した足の筋肉や関節からの運動情報の入力が低下し、体性感覚野の足の部分が興奮状態になり、歩いたり立ったりした感覚を脳が痛みと判断してしまった例です。
大脳の体性感覚野の異常興奮での痛みは、病院でのレントゲン・MRI・CTなどの画像検査では異常は現れません。
画像検査はあくまでも形状確認であり、神経系の機能は映し出すことはできません。
画像検査で異常がない場合はほとんどが痛覚過敏とされてしまいます。
今回は、骨折した足首の機能は問題なく回復していましたが体性感覚野の足の感覚部分が興奮状態で機能低下を起し、痛みを感じていました。

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16歳 男性
ハンドボールの練習中ボールを投げる時に肘の内側、内側上顆に痛み、いわゆる野球肘。
 
検査
長掌筋、総指屈筋などの内側上顆より始まり手首や指を屈曲させる筋群が筋力低下を起している。
 
治療
尺骨頭に刺激を与え、長掌筋、総指屈筋に筋を緩めるためにファーストストレッチを行い、数箇所のトリガーポイントを解除。
筋力低下を起していた長掌筋、総指屈筋の筋力は正常値を示す。
キネシオテープで筋紡錘からのTa線維の発火を補う。
施術4回でボールを投げても痛みは出なくなった。
 
所見
肘の内側上顆に痛みの現れる『野球肘』は手首を屈曲させる投擲競技や手首の屈曲を繰り返す作業などを行う人に多く現れる症状です。
手首の屈曲を繰り返すことで長掌筋、総指屈筋が収縮を繰り返し、付着している肘にの内側上顆に負担がかかり炎症を起こして痛みを発症します。
しかし原因は痛みの出ている内側上顆ではなく、収縮を起した筋肉にあります。

■23歳 女性
ハンドバッグを腕にかけ15分程すると肘に痛みが出る。
 
検査
腕橈骨筋と上腕二頭筋が筋力低下を起こしている。
 
治療
腕橈骨筋に対し筋の収縮方向に圧をかけるマッスルリリースを行い、トリガーポイントを解除。
呼吸調整を行い筋肉へ酸素供給を促す。
腕橈骨筋の調整を行うと上腕二頭筋の筋力もアップし肘の痛みが緩和。
予防のためにストレッチ体操と深吐呼吸法を指導。その後肘の痛みは解消。
 
所見
女性がハンドバッグを持つ場合、手に持たず、肘を曲げて腕に掛ける事があります。
肘の関節を曲げるには上腕二頭筋と腕橈骨筋が作用します。
筋肉は負荷が掛かっていない力の抜けた状態でも同じ状態が長時間続くと収縮を起します。
肘を曲げた状態が続いたことで上腕二頭筋と腕橈骨筋が収縮を起し機能低下したため腱に負担がかかり肘の外側である外側上顆付近に痛みが発生したものです。
一種の腱炎です。

■75歳 女性 
腕を動かすと肘を中心に腕全体に痛みがあり肩より上に挙げることができない。
 
検査
肩に関係した筋肉、可動性を調べると問題は無い。
腕の筋肉を細かく調べると、肘の近くにある前腕を内側に回転させる円回内筋が収縮し問題を起こしていた。
 治療 
大脳皮質の左右のバランスを調整。
頭蓋骨、顎間接を調整。
呼吸を調整し血流を改善。
円回内筋をリリースすると腕がスーと挙がるようになり腕の痛みも消えました。円回内筋にキネシオテープでテーピングをし終了。


■15歳 男性
小学生の頃からリトルリーグで野球を始め現在は中学生対象のリトルシニヤでプレイしている。
1年ほど前からボールを投げると肘に痛みが出るようになった。
しばらくして肘が真っ直ぐ伸びなくなり、全力での投球ができなくなる。
整形外科で上腕二頭筋が炎症を起こしていると診断されリハビリを行うが改善は無い。
肘全体から痛みが出ており、肘の内側、内側上顆に痛みが現れる野球肘ではない。
 検査
上腕二頭筋、上腕筋、上腕三頭筋、腕橈骨筋、円回内筋、橈側手根屈筋、長掌筋、尺側手根屈筋、浅指屈筋、短橈側手根伸筋、総指伸筋、尺側手根伸筋、肘筋、など肘に関係した筋肉の筋力検査を行うが異常は観察できない。
再度、筋神経反射テストで上腕三頭筋の内頭に微妙な反応が現れた。
 治療
上腕三頭筋内頭に受動的収縮を加え筋膜をリリース、トリガーポイントを解除。
呼吸調整を行うと伸びきらなかった肘が真っ直ぐになり、投球時の痛みは半減。
 所見
病院では肘が伸びないということで肘を曲げる上腕二頭筋が収縮炎症を起こしたと判断したと思われます。
しかし原因は反対側の肘を伸ばす上腕三頭筋が機能低下し収縮しきれない状態にありました。


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■54歳 女性
右手薬指が伸びず痛みがある、いわゆる「ばね指」である。事務処理の仕事でペンを強く握る癖があり1ヶ月前より痛みが出始めていました。
指を湿布していたが良くならず来院。
 
検査
右前腕の指を屈曲させる浅指屈筋が筋力低下。
 
治療
過収縮を起した浅指屈筋の筋線維を緩めるため脱力状態で収縮方向に持続圧をかけ、筋への弛緩操作。
筋肉線維内に硬結を形成しているためトリガーポイントを解除し浅指屈筋を調整し血流を改善。
指は元の通り伸びる様になり痛みも消失。
 
所見
原因として考えられるのは酸素不足により浅指屈筋が収縮を起しやすい状態になっていたところに、仕事でペンを握り続けたため、指を屈曲させる浅指屈筋が過収縮を起したものと思われます。
筋肉は酸素が不足することで収縮を起します、更に酸素不足が進むとスパズムを起し腱鞘炎などの原因となります。

■36歳 男性 
手根幹症候群
通勤などでカバンを持っていると右手首から母指球、親指から薬指までがシビレる。
最近では夜間、寝ていると右手が痛い夜間痛になってきた。
 
検査
正中神経圧迫テスト、示指過伸展テスト共に陽性、母指対立筋の低下、手根幹症候群の特徴を現している。
握力検査を行うと左45キロ、右42キロ、右が若干低下しているが特に問題は無い。
右上腕二頭筋、腕橈骨筋、長掌筋、など腕を屈曲させる筋群が筋力低下。
ブラインドスポット、対光反射他の神経学的検査により右大脳皮質の機能低下。
 
治療
左側筋線維の筋紡錘を刺激、右大脳皮質を活性化。
腸腰筋、横隔膜、斜角筋群のトリガーポイントを解除し呼吸を改善し血流を促進。
この時点で低下していた右腕の屈筋群の筋力が回復し正常化。
屈筋支帯をマニュピレーション。
右握力45キロに回復。
右手の夜間痛は初回の夜より改善、ほとんど痛みは解消。
中枢神経のバランス調整と呼吸改善を含めた6回の治療で手首の痛みは解消しました。
 
所見
手根幹症候群は正中神経が掌の付け根のところで手根幹と言うトンネルを通って母指球、親指、人差し指、中指、そして薬指の半分母指側の運動と感覚を司っています。
手根幹症候群は何らかの原因で手根幹のところで屈筋支帯によって圧迫され痛みシビレが現れる病気です。
この患者さんの場合、大元の原因は右の大脳皮質が酸素不足により低下したことで手首を屈曲させる長掌筋が収縮し手根幹に負荷が掛かり痛みを現していました。
整形外科などでは屈筋支帯が痛みの原因とされますが、ほとんどの場合は中枢神経の機能低下が根本的な原因です。

■43歳 女性
主訴は肩こりで来院。
問診表の記入に @3年前の事故より左手首の痛みとシビレ A右肩、首、腕のこり B左肩甲付近の肋間神経痛(大学生の頃より)とあり
肩はこりと言うよりも痛みの方が強いとの事。
左手首は3年前に高所よりの転落事故で尺骨と橈骨を粉砕骨折、手術後リハビリ終了、しかし手首の伸展屈曲回旋の機能回復は望めないと言う事で身障者手帳の交付を受けている。
手首の痛みと機能回復は諦めているのでとにかく肩こりを何とかしてほしいとの訴え。
 検査
神経学的検査により左大脳の機能低下
横隔膜、胸郭の呼吸系の機能低下・肩甲挙筋、菱形筋の筋力低下。
機能的な低下の他に子宮と左手首の手術痕より侵害刺激の反応あり。
更に詳しく検査したところ大元の原因は左手首の傷跡の可能性が大きい
 治療
右小脳の刺激を利用し左大脳の活性化、眼球運動で脳幹を刺激、呼吸調整と神経調整を行う。左手首の傷跡に刺激を与え再度検査、低下を起こしていた筋肉力は全て正常化。首、肩の筋肉の調整は殆ど行わず肩こりは解消。
次に手首の治療として動きの悪い左手首を鏡で隠しそこに右手首を映し曲げたり伸ばしたりの運動(ミラーエクササイズ)を行う。
左手首の動きは完全ではないが大きく改善。
鏡で動きの悪い部分を隠しそこに反対側の正常な部分を映し鏡に映っている手や脚を動かす、鏡に映った部分を動かし正常な運動動作を見る事で視覚刺激が運動機能の低下した大脳の運動野を刺激活性化し左手の運動機能を回復させる(ミラーエクササイズ)
左手首が動かず家事を行うのに不自由であったが現在は手首に痛みは少しあるものの家事を行うのには問題の無い状態に回復。
「左手首はもう一生動かないものと諦めていたのでうれしい」と感激されていた。

40歳 男性
2週間ほど前に寝違え、右の肩甲骨付近、上腕、肘とシビレが広がり、腰にも痛みがでてきた。
 
検査
右の上肢、下肢、臀部の筋力低下。
右斜角筋群が収縮、筋力低下。
首を右に傾け右手を上げていると痛みは和らぐ、肩甲背神経絞扼の特徴を示す。
神経学的検査を行うと右脳に機能低下が見られ、呼吸器系も低下している。
 
治療
左脊柱筋を刺激、右脳活性化。
横隔膜と腸腰筋のアマニュピレーションを行い呼吸調整、中枢神経へ酸素供給。
斜角筋群、棘上筋、棘下筋、肩甲舌骨筋のトリガーポイントを解除。
再度筋力検査の結果、全ての筋力が正常化。
首、腰の痛みは半減。腕のシビレは施術から3日後に50%になった。その後5回で施術は終了
 
所見
寝違えや局部的な痛みは筋肉の過収縮で引き起こされます。
しかし根本的な原因は酸素不足と神経の機能低下です。
筋肉は酸素が不足すると収縮を起しやすくなります。
普段からの口呼吸、そして浅い呼吸により神経が興奮しやすくなり、ちょっとした動きで筋肉が収縮を起します。

■29歳 女性
左手前腕から薬指、小指にシビレ、1年前に交通事故でムチ打ちになりそれから徐々にシビレが強くなってきた。
事故以来、首を上や下に向けたり左右に振り向くと痛みがあり大きく動かす事ができない。
 
検査
握力右25キロ、左10キロ
神経学的検査で左脳の機能低下を示している。
呼吸時の胸郭(あばら骨)の可動が極端に小さい。
横隔膜の動きをコントロールしている腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)の過収縮
首の前側にある胸鎖乳突筋、斜角筋群が過緊張を起している。。
尺骨神経領域の症状であるが、末梢よりも中枢性の問題のようである。
 
治療
右脊髄小脳路を利用し、右小脳→左視床→左大脳皮質と神経通路を利用し左大脳皮質、活性化。
腸腰筋、横隔膜、胸鎖乳突筋、斜角筋群の呼吸関連筋をリリースし機能回復を行い呼吸改善。
左脳と呼吸の活性化を行うと左握力は18キロまで回復。
首の動き、指のシビレ共に改善し症状は半減。
在宅ケアとして左脳活性化の眼球運動と深吐呼吸法を行ってもらう。施術3回目で左握力23キロまで回復、シビレ感も消失。
 
所見
ムチ打ちによる典型的な付随症状です。
ムチ打の痛みは首の後ろに現れますが障害を受けるのは首の前にある斜角筋群(前・中・後斜角筋)や肩甲舌骨筋などです。
追突などの衝撃で最初首は前に屈曲し次に反動で後に過伸展します。
首が過伸展したときに首の前側に有る筋肉が過剰に引き伸ばされ、筋断裂や過収縮を起します。
痛みは障害を受けた首の前には現れず後ろに症状が現れます、これがムチ打ち症状です。
事故後の後遺症は頚部筋、横隔膜、腸腰筋などの呼吸筋が衝撃により過収縮を起し、呼吸が小さくなり神経が酸素不足に陥った結果です、神経は酸素が不足すると興奮しやすくなります。
特に痛みを伝えるC線維は酸素欠乏に弱く、呼吸が低下すると活性化し痛みを中枢神経に伝えてしまいます。
酸素不足は末梢の部分的な問題だけではなく中枢神経の機能低下を招き広範囲の症状を引き起こします。
この患者さんも呼吸筋の機能を回復し、酸素不足を解消すると一年間、苦しんでいた首の痛みと指のシビレは消失しました。


■40代 女性  ダブルクラッシュシンドロームで腕にシビレ
三ヶ月前に肩甲骨に激しい痛み、接骨院で治療を受けるが時間経過と共に腕全体がシビレてきた。
肩甲骨の痛みは多少は和らいだような気がするが痛みはまだあり寝ると肩・腕が強くしびれる。
 
検査
肩甲骨の棘上筋と棘下筋に神経枝を伸ばしている肩甲上神経を棘上筋が収縮を起こし絞扼。
左側の肩、上肢、体幹の筋肉はほとんど筋力低下。
対光反射で左瞳孔散大が観測され、交感神経過緊張状態が推測される。
 
治療
呼吸筋が収縮し呼吸機能が低下していたため、横隔膜・広背筋・腸腰筋・斜角筋のトリガーポイントを解除。
棘上筋と棘下筋の収縮をリリースし頭蓋骨調整で硬膜を調整。
右側より関節の深部固有感覚を利用し左大脳皮質を活性化、対光反射で瞳孔の収縮を確認、左瞳孔収縮正常化。
夜間痛も改善、シビレは次第に改善し6回の治療で終了。
 
所見
腕のシビレは、肩甲上神経が圧迫されることによりそれよりも遠位への神経軸索輸送が阻害されたために二次的にシビレが発生したダブルクラッシュシンドロームの結果であると思われます。
呼吸筋の収縮により体内酸素特に中枢の酸素不足になり交感神経過緊張状態となり夜間にまたそれが加速され、血流低下を招き夜間痛を引き起こす、負のスパイラルループを形成していました。
ダブルクラッシュシンドロームとは神経が何らかの原因で圧迫される事で、神経走行に沿って痛みやシビレなどの障害が遠位へと広がる神経症状です。

■50代 女性   健康食品で手のシビレ
半年前より両手がむくみ、指先がシビレ始めたと言う
むくみは朝が一番辛く午後になると若干楽にはなるが完全になくなることは無い
指先のシビレは常に感じている
 
検査
アレルギー関与の可能性あり、砂糖のバイルにアレルギー反応を示した
詳しく話を聞いてみると5年前より健康のためにと勧められてプルーンの濃縮液を毎日かなり大量に摂取していると言う。
念の為プルーンのバイルで検査を行ったところかなり強いアレルギー反応が現れた
 
治療
「飲み始めて便秘も治り体調も良くなった」なのに何故プルーンが原因でシビレになるのかと中々納得していただけなかった。
そこでまず砂糖を除去して様子を見ましょうと言うことになった
砂糖が除去されると手のむくみが消え、シビレは右手の中指の先だけに改善した
ご本人もこの結果には驚かれて納得。
砂糖のアレルギー除去が終了後、プルーンのアレルギー除去を行い、指先のシビレは小さくなっていった。
 
所見
後で話してくれたことだが実は1年ほど前より体調が優れなくなり、その事を勧めてくれた方に話したところ
「飲む量が足らない、もっとたくさん飲みなさい」と言われたとの事
プルーンの濃縮液を飲み始めたときに便秘が解消され体調が良くなったのは、この方にとってはプルーンは害であるため、身体がプルーンの成分を早く体外に排泄しようとして副交感神経が働き血流が改善され便秘が解消された、しかし飲み始めの少量の時は良いが、長期に及び大量に摂取し続けたことでアレルギー反応を引き起こし神経的問題を起したものと思われます。
身体に良いとされる『酢』も同様ですが、少量であれば副交感神経を働かせ体調を良好に保ってくれます、しかし自己の許容範囲を超えてしまうと害を与えてしまいます。
今はプルーンのサプリメントを飲むのをやめて、すこぶる体調は良い状態です。


■19歳 女性
3ヶ月前に風邪をひき、それから左首から肩、腕にかけてシビレが現れた、現在は左腕に時々鈍痛も伴うようになり、左半身全体にだるい感じを覚えるようになってきた。
シビレが現れた3ヶ月前、病院にて受診、血液検査、脊髄液の採取、MRI撮影などを行う。
髄膜炎などの感染症を疑ったものと思われるが、検査の結果異常なし、3ヶ月を経過し症状に変化なし。
 検査
ブラインドスポット・対光反射・眼底V/A比などから左大脳半球の機能低下が観察できる。
筋力検査の結果、斜角筋・胸鎖乳突筋・大胸筋・広背筋・中臀筋・小臀筋・ハムストリング筋群など体幹左側の筋肉に筋力低下。
触覚・痛覚・振動覚などの感覚系に異常は認められなかった。
 治療
右脊髄小脳路を利用し左大脳半球を活性化。横隔膜と腸腰筋をリリースし呼吸改善。頭蓋骨調整。
治療終了後低下していた筋力は全て正常な値を示す。
呼吸改善のため鼻呼吸と深吐呼吸法を指導し一週間様子を見てもらう。2度目の来院時には症状の80%改善。
 所見
学生であるため勉強で机に向かい座っている時間が長いために横隔膜の動きが抑制された状態が続き、酸素不足に陥っていたところに、口呼吸により決定的なな酸素不足状態であった時に風邪をひき、それが引き金になり症状が現れたものです。
体内酸素の低下で左大脳半球が機能低下を起したことで同側の屈筋群が収縮、特に左の斜角筋が収縮を起したことで前斜角筋と中斜角筋の間を通っている腕への神経の束、腕神経叢を圧迫して肩、腕にシビレを引き起こしたものです。
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■29歳 男性
1週間後に椎間板ヘルニヤの手術を控えていましたが、できれば手術はしたくないと言う本人の希望で、外出許可を病院からもらい、知人の紹介で来院。
 
検査
下肢伸展挙上は40°付近で陽性。
バルサルバテスト陽性。
膝蓋腱反射反応低下。
上記の結果を踏まえると、腰椎4番、5番間のヘルニヤの可能性は高い、しかし運動機能、感覚機能は失われていないため、椎間板ヘルニヤによる神経根障害と判断するには疑問が残る状態である。
筋力検査は腰方形筋(腰の脇にある筋肉)、臀部の中臀筋・小臀筋、ハムストリング筋(太ももの裏の筋肉)が低下。
神経学的検査では対光反射で左瞳孔散大。
舌の左側変位
ブラインドスポットマッピング右が拡大。
以上の結果、左大脳皮質機能低下が推測できる。
 
治療
脊柱起立筋の筋紡錘へアクチベーターにより刺激を加え左大脳皮質を活性化。
横隔膜、胸郭の可動性を改善し呼吸を促進。
頭蓋骨と額間接の調整。
腰方形・中臀筋・小臀筋・ハムストリング筋のトリガーポイントの解除
腹直筋のトリガーポイントを解除。
治療直後、痛みは半減。その後15回の施術で今ではオートバイに乗り通勤しています。
 
所見
MRIなどの画像を確認することができませんでしたので椎間板ヘルニヤによる神経根障害ではないと明言することはできません。
しかし仮に椎間板ヘルニヤが存在していたとしても呼吸や神経機能を回復し、筋肉の働き機能を正常することで痛みは改善される事が少なくありません。
手術を行って切ってしまう事は簡単です、しかし手術を行っても痛みが改善されない事は想像以上に多いことも事実です。
この患者さんの場合は手術を行わなくとも充分に痛みを改善できた例です。
椎間板ヘルニヤが及ぼす影響は実際にはほとんど無く腰痛患者の5%以下であると言う調査結果も発表されています。
MRIなどの画像診断で椎間板ヘルニヤが確認されているにもかかわらず症状が何も現れていないと言う例も珍しくありません。
椎間板ヘルニヤ神経が圧迫されているのであれば痛みだけではなく感覚麻痺や運動機能障害が同時に発生するはずです。


■38歳 男性
職業:調理師。仕事中に足が滑り踏ん張った所、腰に痛みが走った。
しかし我慢できたので仕事を続けたが次第に痛みが強くなり動けなくなってしまった。
直立してもらうと痛みの為に回避姿勢をとり身体が曲がり急性側湾になっている。
 
検査
中臀筋、小臀筋、大腿筋膜張筋、腹直筋、腹斜筋が極端な筋力低下。
横隔膜、腸腰筋、胸郭などの呼吸関連に反射反応があり。
 
治療
背部の脊柱起立筋から弱い刺激を入れ神経を調整。
横隔膜、腸腰筋、胸郭にマニュピレーションを行い呼吸を改善。
腹直筋の筋神経反射が一番強かった為、腹直筋のトリガーポイントを解除したところ筋力低下を起していた中臀筋、小臀筋、大腿筋膜張筋の筋力が全て回復。
4日後に再来院したときには身体はほぼ真直ぐになり痛みも50%以上改善。
口呼吸を鼻呼吸に変え、深吐呼吸法を指導。
 
所見
足元が滑り、踏ん張った時に腹筋が過収縮を起して背中の下部に痛みが現れたものです。
この方は普段から口呼吸が多く酸素不足の状態になっていたため筋肉が酸素不足状態になっていたため足を踏ん張るために力を入れたことで腹斜筋の強い収縮を招きました。
お尻の上から肩甲骨の下にかけてのいわゆる『腰部』の痛みはほとんどが、腹筋の収縮により真後ろの『腰』に痛みを現します。

■41歳 女性
常に腰に重い感じがあり腰を反らせると強い痛み。
生理痛もかなりきつい。
 
検査
右の卵巣より筋神経反射の強い反応があり。
聞いてみると卵巣膿腫で拳程の大きさになっており、これ以上大きくなれば手術をしなければならない状態だと言う。
筋力検査では臀部、腰部の筋力低下が著しい。
 
治療
呼吸調整、頭蓋仙骨バランスを整えた後、右の卵巣に対し内臓活性化マニュピレーションを行うと低下していた臀部、腰部の筋力が正常に回復。
腰を反らせても痛みはほとんど感じない。
その後6回で施術を終了。
生理痛も若干の腰の重さはあるものの痛みは無い状態に改善。
 
所見
後日談で、定期検査で卵巣の大きさがほぼ正常な大きさに戻っていたため、担当医が不思議がっていたそうです。
大きく腫れあがった卵巣が神経的影響を及ぼし腰部、臀部の筋力を低下させ痛みを発生させていました。

■72歳 男性
1年前より座っていると腰に痛みがあり最近段々痛みが強くなってきたとの事。
 
検査
筋力検査では中臀筋、小臀筋、腰方形筋、腹直筋、腹斜筋が低下を起している。
筋神経反射テストで腹部を検査すると、おへそから恥骨部にかけ反応が現れた。
下腹部に傷跡か何かないかと尋ねると二年前に大腸癌の手術をしたとの事。
今でも時々傷跡が痛いことがあるとの訴え。
 治療
呼吸調整と神経バランスを整えた後、手術跡の筋線維に対して軽いフリクションマッサージを行う、傷跡からの筋神経反射の消失を確認後、筋力検査を行なう。
低下していた中臀筋、小臀筋、腰方形筋、腹直筋、腹斜筋の筋力は正常値に戻り、力がしっかりと入る。
その後、座位での痛みは消失。
手術の傷跡の痛みも感じなくなる。
 
所見
手術の傷跡は外見上治ったように見えても筋線維レベルで切られた部分が治癒して行く過程で、接合部の線維が不整列にグチャグチャにくっつき瘢痕組織を形成します。
この形成された瘢痕組織から侵害刺激と言う痛みの信号が発生し、身体のほかの部分に痛みを引き起こします。
全ての傷跡が瘢痕組織を形成し侵害刺激を発生するとは限りませんが、腰痛や肩こり首の痛みや膝痛といったありとあらゆる痛みを引き起こしている大きな原因になっている可能性があります。

■14歳 女性(スポーツ障害)
中学3年生 1ヶ月前に突然腰に激しい痛み。通常生活での歩行、安静時、どの様な時でも常に痛みがある。
部活動でバレーボール部に所属。練習、試合中はかなりの痛みがあり上手く動くことが出来ない。
特にジャンプして着地した時に激しい痛み。
  随伴症状
咳が頻繁に出る
疲れやすく、回復しにくい
右足首にイボ状のでき物(痒みがあり、掻いているうちにイボ状になってしまった)
 
検査
神経系では左脳、呼吸系、三半規管の機能低下が認められる。
身体的には左大胸筋、広背筋、腰方形筋、大腿筋膜張筋、小殿中殿筋、梨状筋が低下。
気管支が収縮。
子宮からの反応があり。
微熱を訴えていたので感染性の検査を行うと風邪に感染している事が判った。
 
治療
左脳の活性化と右小脳への刺激の入力。
左後半規管を正常化させる為に外耳へ温度刺激を入力。
呼吸改善のために横隔膜のマニュピレーション。
気管支を弛緩させる操作を行うと大胸筋、広背筋、小殿中殿筋は筋力が正常化。
残りの低下していた筋肉も子宮に対して内臓活性化マニュピレーションを行なうと筋力は正常化。
リンパポンプを行い風邪へのアプローチ、感染性の反応は消える。
在宅ケアとして鼻呼吸と深吐呼吸法、バレーボールに必要なストレッチを指導。
その後6回の治療で激しく動いても腰の痛みは感じられなくなった。
頻繁に出ていた咳、疲労感は解消。
足首のできものの痒みも解消しできものは無くなった。
今は3年生で部活動は引退したが高校進学後もバレーボールは続けるとの事、定期的なメンテナンスでの
予防が必要と思われる。
 
所見
この患者さんの腰痛はスポーツにおける呼吸法(口呼吸)が神経系の働きを低下させ、筋力低下を招き腰痛を発現させたスポーツ障害の典型と言えます。
因みにバレーボール部の監督に腰痛を訴えたところ、『我慢しろと』言われただけだと言います、何とも乱暴な話です。

■32歳 男性
仕事はデスクワーク。仕事で椅子に座っていると10分ほどでズボンのベルト付近にが痛みが現れる。
通勤電車で30分ほど立っていると腰が痛くなり立っているのが辛くなる。
 
検査
中殿筋、腰方形筋、腸腰筋の筋力低下。
呼吸器系の低下。
指鼻検査、タンデムゲート、眼球運動などから右小脳の機能低下が認められる。
 
治療
横隔膜、胸郭、腸腰筋を調整し呼吸改善。
右側脊柱筋の筋紡錘を刺激、右小脳に刺激を入力し活性化。
中殿筋のトリガーポイントを解除、治療終了後には痛みは50%ほどに軽減していた。
しかし2回目の来院時には痛みは元に戻っており検査の結果も前回と変わらず改善されていなかった。
3回目の来院時にも痛みは元に戻っており何の改善も無かった。
原因は別なところにあるものと思われ、問診をし直したところ3ヶ月前より健康の為にとサプリメントを摂取し始めた、その数11種類。
腰が痛み始めたのが2ヶ月前からだと言う。
摂取しているサプリメントを全て持ってきてもらい検査したところ、11種類の内9種類が陽性反応を示した。
患者さんにサプリメントの摂取を開始した時期と腰痛の時期が重なっている事、サプリメントのアレルギー検査が陽性反応である事などを説明し、試しにサプリメントを1週間飲まないで様子を見てもらうように説明。
しかし最初は中々理解していただけなかったが、半信半疑ながらサプリメントを止め1週間後来院。
腰の痛みは半減していたためサプリメントのアレルギーが腰痛の原因であるを理解していただけた。
呼吸系、右小脳に対する治療を行った後、サプリメントに対するアレルギー除去を行なう。
アレルギー除去を含めた3回の通院で痛みは全快した。
 
所見
ご本人もまだ信じられないと言う事であるが、サプリメントがアレルギー反応を引き起こし痛覚神経を活性化、結果腰部に痛みを発生させたものです。
サプリメントや磁気、チタンなどの健康食品、グッズがたくさん販売されています。
これらのサプリメント、グッズで痛みが楽になると言うのも事実です。
しかし個人々への影響、効果は、かなりの差があります。
そのものが合わずに返って悪影響を及ぼしてしまう事もまた事実です。
サプリメント、健康グッズは自分に適応したものを摂取すべきであり、そのためには筋神経反射テストで適正を検査する必要があります。

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■43歳 女性 大腿骨頭壊死
1歳のときに股関節脱臼で手術を受ける。半年前に左股関節外側に痛みのため歩行困難。病院で大腿骨頭壊死と診断され人工関節の手術を受けるように薦められたが、なるべくだったら手術は避けたいと知人の紹介で来院。来院時、歩行30分で左股関節が痛くなり歩けなくなる、階段の昇りで痛み。左股関節の可動性が極端に低下、痛みを伴う。
 
検査
眼底の動脈・静脈比率、瞳孔の対光反射などから左大脳皮質の機能低下が観察される。
左側大胸筋、広背筋、大臀筋、中臀筋、大腿四頭筋、大腿筋膜張筋、など体幹左側の筋肉の筋力低下。
 
治療
右筋紡錘に刺激を与え脊髄小脳路を利用し左側の大脳皮質を活性化。
呼吸系を調整し体内の酸素濃度改善。
頭蓋骨調整で硬膜を刺激。
低下していた左側大胸筋、広背筋、大臀筋、中臀筋、大腿四頭筋、の筋力50%アップ。
大腿筋膜張筋の筋力は変化なし。
治療ベッドから起き上がって歩行を行うと股関節付近の痛みは半減し楽に歩けるようになる。
5回目の治療で朝目覚めたときのだるさが消え、歩行距離が伸びた、10回目で階段の昇りで違和感はあるが痛みはない状態にまで回復。
 
所見
大脳皮質が何らかの原因で機能低下を起すと交感神経が亢進し体幹の太い血管意外は収縮を起します。
この状態が長期に及ぶと血流が低下し身体の各部分に血液が運搬して行く酸素と栄養が不足します。
この患者さんの場合、左大脳皮質が機能低下を起した事で左半身が血流不足になり、元々障害を負っていた左の大腿骨頭への血流の供給が一段と低下し、壊死を起したものと思われます。
股関節脱臼の手術を受けているため、完全に痛みが消えるのは困難ですが、定期的に調整を行うことで、日常生活には支障ない状態に維持できるものと思われます。

■62歳 女性 ヨガ教室で開脚をしたら股関節に痛み
健康の為に通っているヨガ教室で開脚を行ったら足の付け根に痛み。そのうち治るものと思い1ヶ月程そのままにしておいたが痛みが強くなってきたので来院。
 
検査
筋力検査と筋神経反射テストでハムストリング筋(太ももの裏側の筋肉)の内側が収縮を起していることが判明。
 
治療
呼吸調整と末梢と中枢の神経バランスを調整しハムストリング筋のトリガーポイントをリリース。
治療終了後、開脚を行ってもらうと、付け根付近の痛みは、ほぼ感じない状態にまで回復。
3回の治療で痛みは消失。
 
所見
体内が酸素不足になると筋肉は収縮しやすくなり痙攣やこむら返りを起します。
酸素が不足した状態で急激に筋肉を伸ばし急激に緩めると収縮を起します。
筋肉は伸ばしている時や力が入っているときは強く問題は起きませんが、力が抜けたり緩んだりした瞬間が一番弱く肉離れ(筋線維の部分的断裂)や過収縮を起します。
ストレッチを行なう時は、ゆっくり伸ばして行き、戻すときは更に時間をかけてゆっくり戻しましょう。

■16歳 男性 サッカーの練習で股関節に痛み
3ヶ月ほど前から部活動のサッカーでダッシュやボールを強く蹴ると右の股関節に痛みがでる。病院では筋肉疲労との診断により湿布薬を処方される。
しかし段々痛みが強くなってきたので来院。
 
検査
筋力検査で腰から足の付け根にある腸腰筋と骨盤外側にある大腿筋膜張筋が低下を起こしている事が判明。
 
治療
呼吸調整と頭蓋骨バランスを調整した後、再度筋力検査を行うと大腿筋膜張筋の筋力は正常に戻っている、しかし腸骨筋は依然低下状態にあり、トリガーポイントを解除しリリースを行なうと腸骨筋の筋力は正常に戻る。
その後、4回の調整でダッシュやボールを思い切り蹴っても股関節の痛みは消失。
 
所見
大腿四頭筋、ハムストリング筋群、腸骨筋、大腰筋、大腿筋膜張筋、大臀筋、中臀筋、小臀筋、梨状筋、双子筋、閉鎖筋、内転筋群、薄筋と細かい筋肉を除いた代表的な筋肉だけでもこれだけあります。
これらのどの筋肉が問題を起しているのか突き止めなくてはなりません。
また筋肉は酸素欠乏にきわめて脆弱であり、酸素が不足した状態で大きな運動を行なうと収縮を起し筋線維の中に硬結を発生させ、痛みの原因となります。

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■49歳 女性 膝が腫れ歩行困難
1週間前から左膝のおさらの上が腫れ上がり立ち上がるのにも痛み。
 
検査
筋力検査でも左膝に関係する筋肉は痛みのため力が入らない。神経検査で左大脳皮質の機能低下が認められる。
 
治療
膝の周りの筋肉は痛みが激しく触ることもできない状態である為、左脳を活性化し呼吸調整を行ない膝の筋力検査を行うと痛みはあるが力は入るようになる。
初日はそのまま様子を見てもらうことにしました。
5日後の来院時には膝は若干腫れてはいるものの、楽に歩けるようになったが階段がまだ辛い状態。施術3回で痛みは無くなり終了。
 
所見
いわゆる膝に水の溜まった状態。
この『膝の水』は膝関節の潤滑液や細胞内の体液がひざの皮下に、にじみ出た状態です。
本来であれば時間経過で自然に体内に戻り問題はなくな李増すが、身体の恒常性や新陳代謝を保っている副交感神経の働きが低下するとホメオタシス(身体の恒常性)が保てなくなり『水が溜まった状態』になります。
病院では注射器などで溜まった水を強制的に抜いてしまいますが、本来は身体には必要なものであり、また何らかの原因で元の状態に戻れなくなってしまった液体です。
戻れなくなった原因をそのままにして『溜まったから抜く』を繰り返すと体液は果てしなく膝の皮下に、にじみ出ることを繰り返してしまいます。
身体の機能を正常に戻すことで『膝に水が溜まる』事を防ぐことができ痛みを予防できます。


■14歳 男性 オスグット・シュラッター病

部活動でバスケットをやっていて両膝が痛み出し、病院でオスグット・シュラッター病と診断された。1日中痛みがありスポーツをすると特に強く痛む。
病院、接骨院で治療を受けていたが痛みを軽減するバンドを処方され安静を指示された。しかし痛みは改善せず来院。
 
検査
脛骨粗面が隆起、炎症を起こしている。
脛骨粗面に押圧を加えると激しい痛みがある。
筋力検査では両側の大腿四頭筋、ハムストリング筋群に低下がみられる。
左右の脳のバランスを検査すると左大脳皮質の機能低下が観察される。
呼吸系では横隔膜の機能低下、胸鎖乳突筋と大胸筋が収縮。
口呼吸が顕著に観察できる。
 
治療
右筋紡錘を刺激し左大脳皮質を活性化。
横隔膜を呼吸に合わせ、可動域を広げるためにマニュピレーションを行い、大胸筋、胸鎖乳突筋のトリガーポイントを解除し呼吸を改善。
呼吸改善と大脳皮質を活性化するとハムストリング筋群の筋力は正常化。
尚も低下している大腿四頭筋にファーストストレッチを行い筋線維を刺激、これにより大腿四頭筋の筋力は正常な値になる。
トリガーポイントを解除しキネシオテープで筋紡錘の機能を補う。
施術5回で一番痛みの強かったジャンプの着地時の痛みが緩和、集中施術15回でほとんど痛みなくバスケットの練習ができるまでに回復。
在宅ケアとして鼻呼吸と深吐呼吸法を指導し現在は1ヶ月〜2ヶ月に一度のメンテナンスを行なう。
 
所見
オスグットシュラッター病は成長期において多い疾患とされています。
膝を伸ばすには、大腿四頭筋と言う太ももにある筋肉が収縮し膝蓋(膝のお皿)を引っ張ります。
膝蓋はの脛骨の隆起した部分、脛骨粗面に膝蓋靭帯でつながっていて、大腿四頭筋により膝蓋が引っ張られると、膝蓋靭帯が脛骨を引っ張り膝が伸びます。
成長期においては骨の表面を覆う骨膜が脆弱で運動などにより大きな負荷が繰り返しかかると骨膜および軟部組織が剥離して痛みを引き起こすとされています。
しかしオスグットシュラッター病の患者さんを診ると大腿四頭筋の筋力低下が原因であり、大腿四頭筋の筋機能を正常にすると患部である膝の痛みは解消されます。
筋肉は筋力低下すると繰り返しかかる負担を筋肉が吸収しきれず両端にある腱(靭帯)に負担がかかります。
この状態が長期に及ぶと、腱(靭帯)が付着する骨膜は剥離を起します、この状態がオスグットシュラッター病です。
しかしこの状態での膝の痛みは成長期だけに限りません、大人においても筋の機能が低下して筋力低下してしまうと同じように膝に痛みがが発生します。
更に中枢の大脳皮質が酸素不足などにより機能低下状態にあると抹消の筋肉は筋力低下を起し腱炎を引き起こします。


■21歳 女性
1ヶ月前から階段を下りるときに左膝の裏に痛みが出始めた、ただし階段を上がる時には痛みは無い。
しかし最近は歩行時にも痛みを感じ始めた。
 
検査
筋力検査により腓腹筋(ふくらはぎの筋肉)に低下。
 
治療
呼吸改善と腓腹筋のトリガーポイントをリリースすると膝の痛みは解消されました。
 
所見
最近ハイヒールを履くことが多くなったとの事。
ハイヒールは爪先立ちの状態になる為、腓腹筋が常に収縮した状態が続きます。
収縮した状態が続いた腓腹筋は筋肉線維内に硬結を形成し、階段や下り坂で下に降ろした足の膝を伸ばそうとした時、腓腹筋の腱が付着している膝裏外側に負担がかかり痛みになっていました。
痛みは腱の付着部分に現れますが、原因は筋肉の過収縮および筋力低下が原因しています。



■39歳 男性 三半規管の低下で膝に力が入らない
一週間ほど前から歩いていて左膝に力が入らず、時々カックと抜けた様になる
 検査
仰向に寝ての膝に関係する筋力検査を行なうと大腿四頭筋・ハムストリング筋群・ひらめ筋・腓腹筋に筋力低下は見られない。
神経学的検査で左小脳の機能低下、これに伴う右脳の低下。
左後半規管の機能低下が観察された。
 治療
左小脳を活性化させるため脊柱付近の筋肉の筋紡錘に刺激を入力し、大脳の左右のバランスを整える。
左後半規管を活性化させるため左外耳道へ温熱刺激を加える。
治療後膝に力が入り不安定感は解消されて非常に歩きやすくなったと言う。
 所見
左後半規管の低下により左下肢への運動神経系への伝達が阻害され膝の不安定感に至ったものと思われます。
三半規管は体の傾きを感知するセンサーです。
体が傾いた時、その傾きを修正するために中枢神経が下肢の筋肉に伝達命令を出します。
三半規管は体の傾きの情報を小脳や大脳皮質に伝達され筋肉の力の入り具合が決定されます。
三半規管が低下を起こしたことで膝の筋肉への神経的情報コントロールができなくなった為と思われます。
三半規管は重力に対して働く受容器。寝た時、重力は軽減されるため仰向けに寝ての筋力検査では低下が起きず、立位になると重力が働き膝の筋肉が筋力低下を起こし力が入らない為に起こった膝の不安定感です。


■51歳 女性 硬膜が原因で膝に痛み

首から肩にかけてのコリ。上体を反らせると背中に痛み。膝が常に重く階段の昇り降り、立ち上がる時などに 膝の下に痛み。
 検査
ブラインドスッポット検査、対光反射などの中枢神経機能検査において左大脳機能低下の徴候。
脳脊髄液を包む硬膜を含む頭蓋骨リズムの低下。
胸郭、横隔膜などの呼吸系機能低下。
背中の筋肉である菱形筋、肩甲下筋。太ももの前の大腿直筋。お尻の中殿筋が筋力低下。
 治療
右小脳への神経路を利用し左大脳の活性化。
胸肋関節への刺激と横隔膜の調整で呼吸改善。
頭蓋骨調整で硬膜に対しアプローチを行うと低下している筋肉力が全て正常化。肩こり、背中の痛み、膝の痛みは解消。
在宅ケアとして深吐呼吸法を指導。3回の治療で終了。
 所見
硬膜は中枢神経の脳と脊髄神経を包み込みその中は脳脊髄液で満たされています。
この脳脊髄液が減少し硬膜によじれが生じ硬膜性疼痛を引き起こし肩、背中、膝に痛みを発現させていた。


■63歳 女性 内臓の反射から膝に痛み
正座をした状態から立とうとしたら右膝に違和感を感じた。
次の日になると、脚を付くこともできないぐらいに膝に激しい痛み。
膝を曲げることが出来ない。
整形外科にて受診、画像診断他検査を行うが骨、靭帯に異常がないが、膝に水が溜まっていると言われ、水をぬくことをすすめられたが、「膝の水は抜きたくない」と言うと湿布薬と痛み止めを処方される。
一週間経過しても痛み腫れに変化がなく歩くことが困難。
  検査
筋力検査では膝を伸ばす働きの大腿四頭筋(大腿直筋・内側広筋・外側広筋)が低下と共に痛みを訴える。
内転筋、大腿膜張筋・腸腰筋の低下。
左下肢の筋肉に関しては筋力低下はない。
筋神経反射において子宮間膜右側・胆嚢からの反応。
中枢神経機能検査(対光反射・ブラインドスポット等)において右大脳皮質の機能低下が観察される。
  治療
左脊髄小脳路を使い右大脳皮質を刺激、機能の正常化を計る
胸肋関節、胸鎖関節を刺激し呼吸を正常化。
子宮間膜と胆嚢をマニュピレーション。この時点で低下していた右下肢の筋力は正常な値に戻る。
大腿四頭筋のトリガーポイントを解除。
初回治療2日後に痛みはあるが歩行できるようになる。
その後、子宮間膜へ治療2回終了後、膝の腫れが引き膝を曲げての動きが出来るようになる。
子宮間膜へのマニュピレーション治療4回で痛み、腫れはなくなり正常に歩くことが出来るようになった。
  所見
膝に水が溜まるという状態は、実際には水ではなく体液が部分的に滞ってしまうものです。
子宮間膜からの神経反射が右ひざの代謝機能を低下させ浮腫となり痛みを発生していました。
根本的な原因として呼吸低下による酸素不足と、それに伴う中枢神経系の機能低下により、膝と言う思いも寄らない場所に症状として現れたものです。
外傷(ぶつけたり捻ったり)の記憶がない、自然発生的な痛みは痛みを感じている場所には原因問題がないことがほとんどです。
中枢機能の低下によるもの、内臓が起因して身体に症状として現れる、内臓−体性反射。
これらが起因して症状として現れた場所は機能的な問題はほとんどありません。
特に膝に溜まった「水」は注射器で抜いても、また直ぐに溜まる状態になってしまいます。
水が溜まることが問題なのではなく、溜まる状態になる原因が他に存在します。
その原因を追究し改善することが重要であり、苦しみを取り除く近道です。
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■27歳 女性 駅の階段から落ち捻挫
駅の階段を踏み外し1番下まで転げ落ちてしまい足首を捻挫。
救急車で病院に運ばれ診察を受けると、靱帯に損傷はないので、湿布と固定で帰宅。
しかし1週間経っても足をつくこともできないほどの痛みがあり歩行は松葉杖を使用。
足首の腫れは引いていますが歩ける状態ではない、。
 
検査
検査の結果、前距腓靱帯が伸ばされた内転捻挫。
 
治療
前距腓靱帯に対して靭帯線維に垂直に圧力を加える調整回復法を行うと痛みは若干あるものの帰りは松葉杖を使わず歩いて帰れるまでに回復。
 
所見
前距腓靱帯はかなり強烈に引き伸ばされた状態になっていましたが、画像診断では断裂などは無いことが確認できていましたので、問題は前距腓靱帯が虚血状態になっていて酸素と栄養の供給が低下した為です。
組織が虚血状態にあるときには、ある程度強い刺激を加え血流を改善してあげる必要があります。

■43歳 女性 足首の捻挫から頭痛と肩こり
頭痛と肩こりで来院。
 
検査
肩甲骨を背骨側に寄せる菱形筋・斜角筋群・胸鎖乳突筋・広背筋が筋力低下。
筋神経反射で足首から反応があり、詳しく聞くと1年ほど前に捻挫。
今は歩くなどしても痛みはほとんど無いが、正座をすると痛みがまだあると言う。
詳しく検査してみると前距腓靱帯が瘢痕組織を形成している。
 
治療
靱帯に虚血回復のために押圧を加え、前距腓靱帯の機能を回復。
機能回復を行なうとその場で正座ができるようになり、痛みもほとんど消失。
筋力低下を起していた菱形筋・斜角筋群・胸鎖乳突筋・広背筋の筋力も回復。
2回目の来院時に足の痛みと同時に肩こりと頭痛も解消。
 所見
この患者さんの場合前距腓靱帯が瘢痕組織を形成したために、神経反射で交感神経が亢進状態になり、その状態が長期に及び、身体全体の血流を低下させ首周辺の筋肉の筋力低下と頭皮筋の収縮を招き肩こりと頭痛を招いたと考えられます。
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■34歳 女性 あきらめていた生理痛
頭痛と肩こりで来院。
問診表の生理痛の項目にチェックはありませんでしたが、筋神経反射検査で子宮からの反応があったので生理痛はありませんか?と質問すると、かなり重い生理痛がある、しかし薬も効かないのであきらめているので書かなかったとの事。
それよりも肩こりと頭痛を何とかしてほしいと言う訴え。
  
検査
眼球運動、ブラインドスッポット、対光反射などの神経学的検査の結果、左大脳皮質機能低下。
広背筋・胸鎖乳突筋・斜角筋の筋力低下。
  
治療
脊柱付近、右側筋肉に刺激を与え脊髄小脳路をつかい左大脳皮質を活性化。
子宮を骨盤内に固定している子宮間膜に緩やかな押圧を加え、子宮の機能を回復。
治療終了後、今まであった頭重感が解消、肩こりも半減。
  
所見
骨盤内部で子宮は薄い筋膜の子宮間膜で固定されています。
子宮間膜が何らかの原因で収縮を起すと子宮が引っ張られ歪んでしまい、子宮の正常な機能が失われてしまいます。
子宮間膜の緊張収縮は生理痛だけでなく、肩こり、頭痛、腰痛を引き起こします。
この患者さんも子宮間膜の緊張が原因でしつこい生理痛と肩こりを引き起こしていました。

■25歳 女性 生理になると腰とお腹の痛み
腰は普段から重い感があり、生理になると4日間はお腹と腰に激しい痛みがあり、最近では鎮痛剤も効かなくなり、生理痛で会社を休むようになった。
  
検査
神経学的検査の結果から左脳の機能低下が観察される。
筋力検査では左半身の上肢、下肢および体幹の筋力低下が著しい。
ホルモンの中枢である下垂体から筋神経反射。
  
治療
体幹右側の筋紡錘を刺激し脊髄小脳路を使い、左脳を活性化し。
頭蓋調整にて下垂体を活性化。
治療後、左半身の筋力は正常な値になる。
腰の状態をチェックしてもらうと腰の重さが解消。
生理痛も生理を重ねるごとに痛みが消えていった。
  
所見

身体のバランスが良くなり、腰の重さもなくなり生理痛も解消、会社を休む事もなくなりました。

■29歳 女性 感情(トラウマ)により生理痛
1年ほど前より生理が不順になり2週間は出血と激しい腹痛があり1ヶ月に10日位は会社を休んでしまうそうです。婦人科ではホルモン治療を受けていますが変化はありません。感情を調べると5歳の頃のある事件が関わっていると出てきました。その感情を開放すると出血と痛みは大きく改善され、現在は生理2日目に若干の痛みはあるそうですが、元気に旅行を楽しんでいるそうです。
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