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2007/7/2 贅沢
腰が痛くなると電話が来る患者さんがいる
先週、ゴルフに行き、コースを回っている途中に腰が痛くなった、そして来院。
治療が終わり話をしていると、「先生、腰が痛くなるのは運動不足かね?」と
確かに運動はしないよりした方がいいが、今の状態では運動は逆効果である。
しかし、良い体の状態を作ったり維持するためには運動は必要不可欠である
そんな話をしていると、運動をしたくても時間が無くて運動できないと言う
この患者さんは美容院を経営していて自身も美容師として働いているが、何店舗も展開しているため経営に忙しくほとんど自由になる時間が無いと言う。
お知り合いに地方公務員の方がいて、定時で仕事を上がりスポーツジムに行き、週末の休みと有給休みを有効に利用して趣味を楽しんでいる。若い頃は公務員なんて安い給料で(患者さん曰く)働いてと思っていたが、そのお知り合いは健康そのもので精神的にも満たされているという。
公務員の方が全てこのお知り合いの様だとは限らない、中にはやはり忙しくて時間の無い方もいると思う。しかし、仕事に成功しても時間は自由にはならない、時間をある程度自由にできるというのが一番贅沢なことかもしれないと言っていらした。
2007/6/23 心が喜べば体も喜ぶ
私は趣味がウェイトトレーニングである。酒もタバコもギャンブルもゴルフも世間一般に言う趣味と言われるものは何もやらない、本当に何も無い。
そんな私が季節はずれの大風邪をひいてしまい3週間まともにトレーニングができなかった
調子の悪いときは気持ちまでも落ち込んでしまい何かスッキリしない
今日、久ぶりにジムに行き、扱える重量はいつもの60%ほどだが気持ちよくトレーニングができた、明日の筋肉痛が怖いが何やら気持ちは晴れ晴れとしている。
心と体とは本当に一体で連動しているものだと感じた
相撲などでも心技体と言うけれどまさしくその通りで、健康でいるためには心と体の双方が良い状態でなければ何をやっても楽しくない。
あくまで趣味でやっているので、まず楽しいことが基本。
今日は久しぶりに楽しいトレーニングができた。
2007/6/15 季節
例年より遅れて昨日関東甲信地区が入梅した
今年は梅雨に入る前に夏かと間違えるほどのいい天気が続いた
6月は新緑の季節、治療院の植物たちも緑を茂らせている
本来であればいい季節であるが、私にはこれからの数ヶ月間が一年で一番苦手な季節がやって来る、それは季節と言うよりも状況と言った方が適切かもしれない。
建物の中が急に人工的に冷やされる。他の季節は滅多に風をひかないがこの時期になると風邪をひくことが多い、先日の休みにショッピングセンターに入ったところ、やけに寒い、表は真夏日、急激な温度差で寒気がして嫌な予感がしたがその晩から喉に痛みを覚え案の定、風邪をひいてしまい今大変な目にあっている。
しかしこのクーラー、体にもっと深刻な影響を与えることもある
患者さんにチェロの演奏家の方がいる、舞台で演奏を行っていて体が安定せずフラフラとしてしまい演奏できないと言う、検査を行うと左小脳と左の後半規管が機能低下を起している。
左の後半規管に温熱刺激を与えると体の不安定感は消えた。
原因は二つ考えられる、左の小脳への刺激の低下と左の内耳が冷やされること。原因の説明をすると、最近暑くなって来たので練習のときクーラーをかけ始めたが、その風がちょうど左の頭部に当るように吹いてくるという、おそらく原因はクーラーの冷やされた風がスポット的に耳に当たり三半規管の機能を低下させてしまったものと考えられる。
自然界では絶対に存在しない急激な温度差、部分的な冷却。人間も本来自然界の中の一動物にしか過ぎない、暑いときは汗をかき体温調整を行うことで本来の恒常性を保ち健康を維持してゆくものだと思うのであるが、ちなみに私のクリニックは滅多なことではクーラーはつけない、自然の風と扇風機に頑張ってもらい(無いわけではないちゃんとクーラーはあります)それでも我慢できない状態になるとクーラーを使用する、私も患者さんも汗をかきながら治療を行っている。人間本来の機能を正常に作用させることが健康なる為の第一条件、体にとってのマイナス条件はなるべく排除したいと思っています、
患者さん暑くてごめんなさい。
2007/6/4 つづき
前回の続き
ベトナム戦争で負傷し下半身の機能が麻痺してしまった主人公が病院でリハビリを行っているときに転倒した途端、大腿骨が折れて太ももを突き破り飛び出てしまうと言うシーンがある。
普通に転倒しただけで何故、大腿骨が骨折し太ももを突き破ってしまったのか?
以前にも書いたことがあるが、体の組織への栄養は血液が運搬補給を行っている、しかし骨へカルシウムを含めた栄養補給の殆どは運動や重力によって生じる骨への刺激や負荷で必要な栄養が浸透してゆく、そのため動かなくなった足の骨は栄養の供給が低下しほんの少しの衝撃でも折れやすくなってしまう。
筋肉や靱帯も動かなくなると血流が低下しやはり充分な栄養補給がされず破損し易くなる。
脊髄損傷の場合は自律神経も正常に働かないので血圧を含めた自律的な調整にも問題が生じてしまうので問題が大きくなる。
人間にとって一番大事なのは重力による刺激である。重力場である地球上ではどこに居ても常に重力はかかっているが、寝た状態が一番重力からの影響が小さい、したがって寝たきりになってしまった方が骨密度が低下して骨折しやすくなったり床ずれがおきやすくなるのはこのためである。
無重力の宇宙では骨密度がどんどん失われていってしまうので現在ではバイク運動やマシンによるウェイトトレーニングなどで強制的に負荷を掛ける運動を行って骨密度や筋力の低下を防ぐ処置が行われている。昔のアポロ計画の頃は海に着水した宇宙飛行士が皆、両腕を抱えられてやっと歩いている映像が写されていたが現在は宇宙から帰還しても宇宙飛行士の皆さんは手を振りながら自分の足でしっかりと歩いて宇宙船から降りてくる、宇宙に居る間、運動をして体に刺激や負荷をかけることで筋力低下や骨密度の低下を防いだ結果である。

2007/5/26 イメージトレーニング
患者さんに「イメージトレーニングって本当に効果あるのですか?」と質問を受けた
答えから先に申し上げると、効果あります!
イメージトレーニングとはどのようなものなのか。イメージトレーニングに一番関係しているのが小脳。
小脳が問題を起こすとバランスが取れない、真っ直ぐ走ったりジャンプしたりできなくなる、ボールを的に当てる事ができない又はとる事ができない、思った所をつかんだり突いたり蹴ったりなどができないなどの状態になる、
小脳は運動や筋肉の動きをコントロールする働きをする、そして大脳に入力された運動情報のほとんどが小脳にコピーされる。
イメージトレーニングにはこの大脳から小脳へ運動情報をコピーするエファレントコピーと言う回路が重要になってくる。
運動選手が自分の一番いい状態をイメージする事で実際に身体を動かしたのと同じ感覚を養うことができる。
スポーツは反復練習を繰り返すことによって体が自然に動くようになるのが目的、イメージトレーニングは小脳への刺激を利用してこれと同じことを行っている。
第二次世界大戦中イギリスのパイロットがドイツ軍の捕虜になった、彼は戦前プロゴルファーであったが捕虜としての2年間当然ゴルフの練習などできなかったが開放されるまで毎晩、自分のベストの状態でコースを回るイメージトレーニング行い戦争が終わった直後ほとんど練習を行っていないにもかかわらず、ほぼベストのスコアで優勝したと言う。
当然イメージトレーニングだけでは筋力、体力的な問題はカバーできないが、スポーツで大切なのは、いざとなったら考えなくても自然に体が反応してくれること。
イメージトレーニングは体が疲労していてもイメージを行うだけで体を実際に動かしたのと同じ効果が得られる。

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