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2008/8/11 走る前に先ず、ブレーキ
30代の女性、身体のあちらこちらに痛みシビレを感じる、いわゆる不定愁訴で来院された。
問診表の中に、膝と背中の項に以前通院していた所で治療を受けたら膝と背中に痛みが現れた、と記入があった。
これは結構有ることで、俗に言う『治療して壊された』というもの。
治療を行う者として最低条件がある。
それは患者さんに対して『現状より悪い状態にしない』と言う大原則がある。
辛い症状で治療院を訪れた患者さんを少しでも楽にしてお帰しするのが私たちの役目。
もし、その辛さの原因が解らなければ時間稼ぎに刺激を与えたりほぐしを行ったりするのであれば何もやらずにお帰り願うほうがよほどましである。
刺激を与えることで悪化させてしまうような状態に神経が置かれている場合がある、それを判断できるだけの検査知識が無ければ治療を行ってはいけない。
車も走るよりも先ず止まり方を知らなければ運転できない。
治療においても何を行ってはいけないか判断できなければいけない。
2008/7/31 季節もの?
3歳と1歳半になるお子さんが2日前から急に汗疹(あせも)になったといって来院された。
2日前までは汗疹にはなっていなかった、真夏とは言え急に汗疹になるのは何とも変である。
アレルギーを検査してみると皮膚に付くもので反応があった
ここ2日で変わったことは無かったか聞いた所、今まで使っていた天然成分の洗濯石鹸が無くなったため通常の洗濯洗剤、を使ったと言う。
現状で使っている洗剤を止め、元の天然成分の洗濯石鹸に戻してもらうと、汗疹が殆ど消えてしまった。
通常薬局やスーパーで売っている洗濯洗剤は化学合成成分である、それに対して天然成分の洗剤は化学合成的な成分が少ない、当然値段も全然違う。
主婦としてみればコスト的に安価で安売りを行っている化学合成の洗剤が使いたいところである。
しかし、化学合成成分の洗剤に変えた途端に敏感な子供はアレルギー反応を起す。
洗剤の中の何の成分に反応を起しているのか、香料か?界面活性剤か?
合成洗剤の使用を止めることで汗疹は消失したので様子を見てもらうことにした。

2008/7/18 為す術なし
大学生の女性が左肩から腕にかけてのシビレで来院された。
3ヶ月前に風邪を引いて、それ以来腕がシビレ出したとの事
当初、病院で受診した所、血液検査、骨髄液検査などかなり大掛かりな検査を受けたが、結果原因が解らず3ヶ月が経過、現在はシビレに加え鈍痛を感じるようになった。
病院が行った検査は最善の処置であったと思われる
風邪を引いてからシビレが現れたと言うことで多分、髄膜炎などの感染症を疑ったものと思われる。
しかし、幸か不幸か感染性の結果は現れず、原因不明。
原因不明となると手立ては無く、治療できずに時間が経過してしまった。
私の検査の結果では中枢系の機能低下と酸素不足で症状は改善した。
医療機関の機械的検査、これは重要である。何か重篤な疾患が潜んでいるかもしれない、このような検査で大事に至らなかった例は少なくない。
しかし、検査結果に何も出なければ為す術なしでは、実際に苦しんでいる患者さんには『原因不明』の四文字は不安で仕方がない。
この患者さんの改善の詳細は近々HPに掲載予定である。
2008/7/12 興味
子供とテレビを見ていてモデルの押切もえさんが出ていた。
私が「これエビちゃんか?」と言ったら、子供達に一声に「何言ってんのこれは、モエちゃん」といわれてしまった。
私には、エビちゃんとモエちゃんの区別が全然つかない、ほとんど同じ顔に見える。
30年ほど前、私が高校生の頃、ピンクレディーの渚のシンドバッドが流行っていた。
母親がピンクレディーを見て、どっちがミーちゃんでどっちがケイちゃんだい?
同じ顔で全然区別がつかないといっていた。
そのときは「これだから年寄りは嫌だよ」なんて思っていたが、そうすると、エビちゃん、モエちゃんの区別がつかない私は、もはや年寄りなのか。
しばらく、なぜだろうと考えていたが、そこに一つのキーワードが介在していることに気が付いた。
それは『興味』があるか無いかと言うことである。
当時の私にとってはピンクレディーもキャンディーズも興味の対象のど真ん中、それぞれの顔をしっかりと識別していた。(ちなみに私はスーちゃんのファンであった)
区別がつかないというのは年齢には関係ない。事実母親の好きな民謡などは子殿たちにとっては皆同じに聞こえるらしい、しかし母親(バーバ)は全部区別できている。
興味の無いものは、脳は活性化せず記憶しづらい。
特に顔の識別は、初めて見た顔を記憶するのは左脳の働きであり、二回目以降の認識は右脳が行う。
顔に限らず全てのものは一旦記憶される。これは機械的、事務的に記憶される、全ての記憶が。
だから物覚えが悪いということは無い、物覚えが悪いのではなく必要な時に引き出せないだけである。
記憶を引き出す大きな要因がその事柄に関係したキーワードとなるもの。
匂いであったり色であったり、音、状況、語呂合わせ・・・
興味と言うのも大きなキーワードになる。
右脳と左脳の作用についてはまた後日。
当分エビちゃんとモエちゃんの区別はつきそうに無い、何といっても興味が無いから仕方が無い
2008/7/4 共通点
同じ場所に痛みを訴えてくる患者さんには、共通点がある
高校2年生の女の子、太ももの付け根、股関節の内側が開脚を行うと痛みがある。
中学1年生の女の子、お尻と脚の付け根が開脚を行うと痛みがある。
二人がやっている運動はチアリーディングとバトントワリング。
2つの競技に共通するのは、かなり激しく開脚を繰り返すということである
骨盤の恥骨付近と坐骨結節に関係した筋肉がスパズムを起していた。
スポーツによって負担のかかる筋肉が決まってくる、練習や競技を行う前には入念にストレッチと深呼吸を行い筋肉へ酸素を十分に供給しておいて欲しい。
ちなみに私は器械体操、バトントワリング、チアリーディングなどを、開脚系スポーツと勝手に呼んでいる。
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