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2008/6/24 納得いかない事実
今年の一月にスノーボードをやっていて突然右の臀部から脚全体にかけて痛みが発生したという30代の男性が来院された。
病院では坐骨神経痛と診断されたが3ヶ月経っても一向に痛みが改善しない。
結果的には坐骨神経痛ではなかった。
治療を行っていくとお尻の痛み、脚の痛みと順調に改善していった。
しかし、足の裏の爪先部分の痛みだけが、どうしても改善しない。
正直何を行っても駄目だった。
筋肉の状態、神経の状態、考えられる限りの検査とアプローチを行ったが全然改善しない。
最後には仕方なく足の押して痛いところ圧痛点を探した。
すると足の指の間の奥に痛いところがあると言う。
しかしここには神経の末端も分布していないし筋肉も殆ど無い。
しかしそこを刺激して様子を見てもらうと、痛みが改善していた。
何故だ?納得できない、しかし痛みが改善したのは事実である。
不思議である。
2008/6/16 さすがプロ
今年に入ってから少しずつ管理栄養士の鈴木先生に治療に参加していただいている。
今は子育て中と言うこともあって非常勤での勤務であるが、行く行くは常勤スタッフとして治療をしていただく。
特に担当していただくのは、アレルギー除去治療に対しての栄養学的な部分。
先日、疲労感で身体がだるいと言う男性患者さんが来院。
検査の結果アレルギーが関与している可能性があり治療開始。
この時、一週間の食事内容を記録した食事日記を提出していただいた。
最初に受け取ったのは私。内容を見て独身男性にしてはバランスが取れているではないかと思った。
ところが鈴木先生に見せたところ、開口一発「うわーこれじゃあ身体が疲労するのも当たり前です」と思いもよらないお言葉。
「え?何で」と尋ねると
運動量に比べ炭水化物や果糖の摂取量が多く、使われなかった糖質を処理するのに、もの凄いエネルギーが使われているため身体が疲労してしまうということだった。
なるほど、さすがプロ、恐れ入りました。
2008/6/9 魔法?
昨日、競泳の北島選手が世界新記録を出した、その秘密は魔法の水着?
どこかの新聞のコラム欄に、オリンピックでは、水着を表彰台に並べたほうがいいなどと言う記事があったらしい。
しかし、レーザーレーサーを着れば誰でも世界記録を出せるのか?勿論そんなことは無い。
世界トップレベルの選手がそれを着ることでより速くなる。
その水着を着る選手が過酷な練習で超人的な機能を持ってこそ水着の性能が発揮されるということではないだろうか。
他にもいくつかある、ウェイトトレーニングを行う選手が服用しているプロティンパウダー。
昔、外国の漫画でネズミが、こぼれていたプロティンパウダーを食べたら見る見る筋肉モリモリのマッチョなネズミになったというギャグマンガがあった。
プロティンパウダーを飲むだけでマッチョになれると思っているが、過酷なトレーニングで筋肉組織を破壊して、それが再生構築するときにプロティン(タンパク質)を補給することで筋肉が大きく発達する。
だから普通の人間がプロティンパウダーを飲んでも筋肉はつかない、それどころか過剰に摂取したタンパク質が活用されずに腸の中で発酵しガスを発生することになる。
また、先日もプロ野球のピッチャーが薬物使用で話題になったが、その代表といえばステロイド。
これもステロイドが超人的な機能を発揮させる薬かといえばそうではない。
そもそもステロイド(副腎皮質ホルモン)は喘息、アトピー性皮膚炎やその他の治療薬として広く使用されている。
ステロイドを使用している患者さんが超人的な運動機能を身に着けたかといえば、それはありえない。
ステロイドも極限まで鍛えた肉体に投与すると限界以上の能力を引き出してくれる、しかしそれに対する『負の見返り』も計り知れないものがある。
いずれにしても『それ』を飲んだり身に着けたりするだけで超人になれるものなど無い。
今回の水着も限界まで身体機能を高めた上でのプラスαと言うことではないだろうか。
北京に向けて必死に努力してきた選手達、同じ土俵(条件)での勝負をさせてあげたいと思う。
2008/6/3 心はどこに
心が痛むとか、心温まるというと左胸に手を当てる。
しかしここには循環器の心臓の位置、ここには心は無い。
何故心臓が心になったのか、それは江戸時代、身体の機能が詳しく分らなかった頃、他の臓器が傷ついても直ぐには死なないが、心臓を傷つけると直ぐ死に至る、このことから身体で一番大事なのが心臓、だからそこに心が存在すると思われていた。
それでは心とは何処なのか?
感情や思考、喜びや悲しみを考え感じるのは大脳の前頭前野、位置的にはオデコの辺りで行っている。
まさにこの前頭前野が心の存在そのものである。
ちなみに江戸時代には脳が何を行うところなのか分からなかった。

脳が機能低下を起すと、落ち込んでしまったりふさぎ込んでしまったりと、いわゆる心療内科などでは、うつ状態、うつ病と診断される。
脳の機能が低下する多くの原因が酸素不足である。

30代の女性がお母さんと妹さんに付き添われ首と頭が痛いといって来院された。
問診のときから会話が成立しない、話している途中で突然違うことを言い出したり奇妙な動きをしたり、病院で抗うつ剤を処方されているという。
検査を行うと瞳孔の状態などから極度の交感神経過緊張状態が観察できる。
勿論、首、肩、背中、胸の筋肉は収縮を起している
横隔膜を調整し呼吸を整えると、顔つき喋り方が変わってきた。
質問にもちゃんと答えられるようになってきた。
無表情だった顔が笑顔に変わってきた。
脳に酸素を供給しただけでかなりの変化が見られる、何回かの治療は必要になると思うが、次回来院されるときが楽しみである。
2008/5/16 お風呂は控えてください
治療終了後、患者さんに「今日はシャワーで汗を流す程度にしてお風呂を控えてください」
と告げると患者さんから「何故?」と質問さえるので「治療後は血液の流れがよくなっているので、のぼせてしまう可能性があるから」と説明している。
今日は更に詳しく・・・
痛みシビレがある状態は、血流が低下し筋肉、血管が収縮、血液の酸素運搬量が低下し痛みを伝える細い神経が活性化され痛みの情報を脳に伝えてしまう。
この状態は自律神経の交感神経が過緊張状態で起こる。
本来治療で行うマッサージ、押圧、ストレッチなどは血流を促し血液の酸素運搬量を多くするのが目的。
これによって自律神経の副交感神経が優位に働くようにするのが治療の大きな目的である。
治療後は身体の自然な状態で副交感神経が働くようになると辛い症状は緩和されてゆく。
その時にお風呂やお酒、激しい運動などで自律神経を強く刺激してしまうと治療後、副交感神経が身体の状態に合わせて、うまく働いてくれなくなってしまう。
治療当日はお酒、お風呂、激しい運動はくれぐれもお控え下さい。
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