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2008/4/1 つくられた痛み
しばらくトピックスの掲載をサボってしまった。
元来、筆不精ゆえ一旦サボり始めると手を付けるまでに時間が掛かってしまう、気を引き締めて始めさせていただきます。
激しい頭痛が続いていると言う患者さんが来院された
話をお伺いすると、3年ほど前に歯のインプラントを行った際、誤って金具が鼻腔まで突き破ってしまう医療事故にあわれた
そのため、炎症を起こしその時から、ご本人曰く『バットで殴られたような痛みが頭と顔に毎日続いた』
外科的処置で炎症は治りインプラントも正常になったが頭痛は3年間続いている、毎日大量の鎮痛剤を服用している。
まず、問診時、気になったのが喋り方、いわゆるロレツが回らないような語尾がハッキリしない。
これは小脳の機能低下のときに現れる症状である。
検査の結果、左小脳の機能低下が疑われ、呼吸低下も顕著である
左小脳を刺激し、呼吸を改善。
二回目の来院の時には『ここ三日間、鎮痛剤を飲んでいません』と晴れやかな顔をされていた。
この患者さんの場合、医療事故で傷つけられた箇所は既に治っているが、当初からの大量の鎮痛剤により血流低下を起したうえ、痛みなどで苦しいときは人間、口呼吸になってしまう、それで酸素低下になってしまい、組織の再生や痛みを抑制する機能が低下したために頭痛が続いていたものと思われる。
2008/3/17 
2週間ほど前、腰痛で来院された60代の男性。
来院される1ヶ月ほど前から激しい痛みが出始め、歩行も困難な状態。
初診の検査のとき、胃の辺りが異常に硬い。この硬さは3週間前からで胃が痛くて食事ができないと言う。
痛みの状態や内臓の異常な硬さが気になり、とにかく一度病院での検査を勧めた。
本人が病院嫌いで、病院に行くのを非常に嫌がっていると言うが、二度目の治療でも痛みは殆ど変化が無い、もう一度病院での検査をお願いした。
先ほど娘さんから電話があり、病院で診てもらった所、膵臓ガンの末期だったと言う。
私も病院があまり好きな方ではないが、後一年で50の大台に手が届こうとしている。
年に一度でもいいから検診は受けておかなければいけないと感じた。
2008/2/22 耳が聞こえづらい
左の耳がボーっとしていて、音が聞こえづらい。
急にトンネルや高い所に行った時に音がこもって聞こえる、ちょうどあんな状態だと言う。
医療機関で検査を受けても異常が無い。
トンネルや高い所で耳が詰まる感じがするのは、急激な気圧の変化で鼓膜より内側の内耳、鼓室とも言うが、ここが負圧になり鼓膜がペコンとへこんだ状態になり、音がこもって聞こえづらくなる。
たいがいはツバをゴクンと飲めば解消する。ものを飲み込むと内耳から咽頭に貫けている排泄管である耳管が0.3秒ほど開いて気圧を元に戻してくれる、この調整に関わっているのが耳管咽頭筋。
おそらくこの耳管咽頭筋がうまく緩んでくれないのだと思う、耳管咽頭筋は自律神経の副交感神経の支配を受けている。
検査を行うと身体全体が、交感神経が優位な興奮状態。
自律神経を調整すると左耳のこもった感じがほぼ解消された。
耳管と耳管咽頭筋の状態に確信は無い、問診の状態と各器官の機能を照らし合わせての判断。
しかし、手掛りは神経学的検査で探していくしかない。
昨日、二度目の来院、左耳は調子よく聞こえていると言う、「先生ついでに腰痛と膝の痛みもすごい楽」と嬉しそうにおっしゃっていた。
ん〜ついでではないのだが、楽になっていれば何より。
2008/1/31 めまいと吐き気、その後
前回このトピックスで書いた、めまいと吐き気の60代序女性、今朝一番で来院された。
「状態はいかがですか?」とお聞きしたら「ええもうすっかり良くなりました」と晴れやかな表情。
治療の次の日までは少し、めまいがあったが吐き気は朝起きたらなくなっていたと言う。
その代わり昨日から歩くと右足が痛く、腰痛が少し現れてきたとの事。
これも中枢神経機能低下のためである、必要な刺激を中枢に入力すると低下していた筋力は回復した。と同時に右足と腰の痛みも消失。
この患者さんは、病院でメニエール病と診断されている。しかし実際には難聴とめまいの状態からメニエールとはかなり異なる、なぜならば内耳にできた水腫を神経刺激の治療だけで短期間で改善するのは不可能に近い。
2008/1/27 真剣勝負
電話が鳴った。
60代の女性から、2週間前から、めまいと吐き気がひどいと連絡が入った。
神経学で治療を行っていると、この様な症状は神経学の本領発揮と言うところである。
患者さんには申し訳ないが、手薬煉を引いて待っていた。
来院され、玄関から入ってくるところから治療は始まっている、患者さんと私の真剣勝負の始まりである。
ドアを開けて入ってくる足取りがフラフラ安定していない。真っ直ぐ立ってもらい体を押してみる、よろけて立っていられない。
小脳、脳幹、大脳などの中枢の検査の結果、左小脳の機能低下が原因と判断。
左の小脳に刺激を入力後、改めて各検査を行うとほぼ正常値を示す。
立ち上がってもらい、歩いていただく。
ふらつく事無く真っ直ぐ歩ける、直立の状態で身体を押しても安定している。頭を動かしてもめまいがない。
めまいと吐き気がしてから、内科で診てもらうが改善せず、耳鼻科で診てもらい吐き気は少し治まったが、めまいは改善しなかったと言う。
「こんなことなら先生のところで早く診てもらうのだった」と、何ともコソバユイが治療家にとっては最高の言葉である。
4日後に予約をして様子を見ていただいた。
次回の治療を終えた後、ホームページで症例を詳しく紹介できたらと思っている。
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